ハルカラマツ

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ハルカラマツ
栃木県日光市 2022年6月中旬
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: キンポウゲ目 Ranunculales
: キンポウゲ科 Ranunculaceae
: カラマツソウ属 Thalictrum
: ハルカラマツ T. baicalense
学名
Thalictrum baicalense Turcz. ex Ledeb. (1838)[1]
和名
ハルカラマツ(春唐松)[2]

ハルカラマツ(春唐松、学名:Thalictrum baicalense)は、キンポウゲ科カラマツソウ属多年草[2][3][4][5][6]。別名、ニッコウカラマツ[1][4]

は肥厚しない。は直立し、高さ50-100cm、上部で2-3回まばらに分枝する。茎やは無毛で、腺毛もない。花期には根出葉は生存しない。茎葉は互生し、葉身は2-3回3出複葉で、小葉は広くさび状倒卵形からくさび形になり、長さ1.5-5.5cm、先は切形から円形で浅く3裂し、基部はくさび形になり、縁に粗い鋸歯がある。葉柄の基部に托葉があり、暗褐色の膜質で、縁は不規則に切れ込み、小葉柄の基部に小托葉はない。上部の茎葉は小型になり、ときに無柄になる。小葉の葉質は草質で、裏面の葉脈が隆起する[2][3][4][5][6]

花期は6-7月。花序は散房状につき、は径8-10mm、白色でわずかに黄色または緑色を帯び、花柄は長さ0.5-1.5cm。やや花弁状の片は長さ3mm、楕円形で黄白色、早落性で花期には落ちる。花弁はない。雄蕊は多数あり長さ5mm、葯は黄白色で長さ1mm、花糸は棍棒状で葯より幅が広く、葯隔は突出しない。雌蕊は雄蕊群の中央に4-8個あり、柱頭は円盤状になる。果実は長さ約3mmの球状楕円形の痩果になり、4-8個つき、縦に8本の稜があり、基部に長さ0.3mmの短い果柄がある。痩果の花柱は短いが残存し、柱頭はわずかに内曲する。染色体数2n=14[2][3][4][5][6]

分布と生育環境

日本では、北海道、本州の福島県栃木県群馬県埼玉県に分布し、山地帯の湿り気のある草地や林縁に生育する[2][3][4][5]。世界では、朝鮮半島北部、中国大陸東北部、シベリア東部に分布する[3][4]

名前の由来

和名ハルカラマツは、「春唐松」の意であるが、春に花が咲くわけではなく、花期が7-9月であるアキカラマツ(秋唐松)T. minus var. hypoleucum より早く咲くことによる[5]。植物学者松村任三 (1889) による命名である[7]

種小名(種形容語)baicalense は、「バイカル湖地方の」の意味[8]

種の保全状況評価

Status jenv VU.svg
Status jenv VU.svg

都道府県のレッドデータ、レッドリストの選定状況は次の通り[9]。福島県-情報不足(DD)、栃木県-要注目、群馬県-準絶滅危惧(NT)。

ギャラリー

下位分類

マルミノハルカラマツ(学名:Thalictrum baicalense Turcz. ex Ledeb. f. levicarpum Tamura (1953)[10])- 痩果にある稜が目立たず、表面が平滑なものを品種として区別する[4]。栃木県日光市がタイプ標本の採集地[10]

分類

脚注

参考文献

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