ハングオン
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概要

ハングオフは2輪車でカーブを旋回する際に、乗員がシートからカーブの内側方向へ腰をずらして乗車する技法である。傾斜させた車体に乗員がぶら下がっているように見えることから「ハングオフ」(英語でぶらさがるという意味)と呼ばれるようになった。しかし日本では「ハングオン」と誤認され、間違った呼称が定着している。
乗員の身体の重心をカーブの内側方向の低い位置に移動させることで、車体を大きく傾斜させなくても遠心力に拮抗させられるため、安定した旋回が可能となる[2][3]。同時に、カーブ内側のひざを開いて路面に接触させ、車体の傾斜角度の目安にするテクニックとして機能している場合も多い[2]。
本来はロードレースにおいてレーシングライダーが使用する特殊なテクニックであるが、レーシングライダーではないライダーが、一般道のカーブ走行時に模倣して使用していることもある。
起源
影響
二輪車の運転では、ライダーがシートに真っ直ぐ座り、脚を閉じて膝でタンクを挟み(ニーグリップ)、カーブでは車体と身体を真っ直ぐ一体にして傾ける(リーンウィズ)のが基本とされる。ハングオフ(ハングオン)はこの基本姿勢から大きく逸脱しており、視覚的にも分かりやすいため、レースやレーシングライダーに憧れる一般ライダーが模倣する例が見られる。膝を路面に擦るといった独特のフォームに固執するあまり、スムーズで安全な運転操作になっていない場合も多い。そういった技術的な合理性を伴わない模倣に対し、「無理膝」(膝だけを無理に突き出して路面に擦る)などの俗称が存在する。
ハングオフ(ハングオン)ではライダーが腰を内側に落とし膝を開くため、ライディングスーツ(レーシングスーツ)の膝の外側を路面に擦ることが多い。路面に膝を擦るとライディングスーツが削れて穴が空いてしまうため、現在のライディングスーツの中には、この部分にプラスチック製や革製の「バンクセンサー」あるいは「ニースライダー」などと呼ばれる突起物が付いているものがある。これらの部品は交換が可能な構造になっているため、路面に擦って擦過傷が付いたり削れた場合にも対応している。バンクセンサーが考案される前は、膝の部分にガムテープなどを厚く貼って対処する例が見られた。
