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ハード・カレンシー

国際的に信用度が高く常に他国通貨との交換が可能な通貨 From Wikipedia, the free encyclopedia

マクロ経済学において、ハード・カレンシー(英: hard currency)とは、管理通貨制度下にありながら十分な信用があり、額面価額通りの価値を広く認められ国際市場で、他国の通貨と容易に交換が可能な通貨を指す。ハード通貨、強い通貨(strong currency)、セーフヘイブン通貨(safe haven currency)とも呼ばれる。金本位制の時代に、いつでもハード(硬い金属の意、つまり「金」)な正貨と交換可能な通貨というのが語源である。

金貨は「ハード・カレンシー」の一形態であり、その価値は貴金属の含有量に由来する。これに対し、政府の法令や金融政策に価値の根拠を置く「不換紙幣」は、インフレや貨幣価値の下落(改鋳などによる質の低下)の影響を受けやすいという特徴がある。

ハード通貨となるように寄与する要因には、それぞれ国の法務および官僚機構の安定性と信頼性、汚職のレベル、購買力の長期的な安定性、関連国の政治的および財政的状況と見通し、および発行する中央銀行の政策などがある。

安全な避難所としての通貨は、世界的なリスク回避の動きを条件として、リスクのある資産の参照ポートフォリオのヘッジのように振る舞う通貨として定義されている[1]。

逆に、ソフト・カレンシー(英: soft currency)とは、不規則に変動したり、他の通貨に対して下落したりすることが予想される通貨である。このように「軟化」するのは、通常、関連する国内の弱い法制度、政治的・財政的不安定の結果である。

歴史

歴史的には、一部の先進国の不換紙幣(不換通貨)がハード・カレンシーとして認められてきた。たとえばアメリカドル、ユーロ(ユーロ導入前はドイツマルク及びフランスフラン)、日本円、イギリスポンド、スイスフラン、そしてある程度劣るがカナダドルやオーストラリアドルなど。これは不変のものではなく、時代が変わると、一度は弱いと考えられていた通貨が強くなったり、あるいはその逆になる可能性がある。

ある通貨が実際にどの程度「ハード」なのかを示す指標の1つは、各国の外貨準備の中での占有率がある。

合計に占める割合(%)年010203040506070801995200020052010201520202025アメリカ・ドルユーロドイツ・マルクフランス・フランイギリス・ポンド日本円人民元スイス・フランオーストラリア・ドルカナダ・ドルその他世界の準備通貨シェア

脚注

関連項目

外部リンク

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