バトルトード
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| ジャンル | 横スクロールアクション |
|---|---|
| 対応機種 |
ファミリーコンピュータ(FC) メガドライブ(MD) ゲームギア(GG) ゲームボーイ(GB) Amiga Amiga CD32 |
| 開発元 | レア |
| 発売元 |
FC MD, GG セガ GB 任天堂 |
| プロデューサー | ジョエル・ホッホバーグ |
| デザイナー |
ティム・スタンパー クリス・スタンパー |
| プログラマー |
クリス・スタンパー マーク・ベターリッジ |
| 音楽 |
デビッド・ワイズ MD 橋本彦士[1] |
| 美術 | ケヴィン・ベイリス |
| 人数 |
1人 1 - 2人(同時プレイ) |
| 発売日 |
FC MD GG GB Amiga,AMCD |
『バトルトード』(Battletoads)は、イギリスのレアが開発しTradewestより1991年発売された横スクロールアクションゲーム。日本では、ファミリーコンピュータ版がメサイヤから、ゲームギア版とメガドライブ版がセガから発売された。
1993年に北米で発売されたゲームボーイ版のタイトルは『Battletoads in Ragnarok's World』となっている。
カエルの戦士であるラッシュとジッツが、囚われの身であるアンジェリカ王女と仲間のピンプルを救出するために暗黒星ラグナロックワールドの深部を目指すという物語。2人同時プレイに対応している[2]。
ステージ構成は、ベルトスクロールアクションゲームの形式のほか、高速エアバイクに乗りながら障害物を避けたり、空中浮遊する足場を利用しながら崖下りをしたりなど、多くのバリエーションがある。
当時としては美麗なグラフィックやゲームプレイの多様さなどが評価されたが、一方で、難易度の高さに関して賛否が分かれた。
本作をアレンジしたゲームボーイ用ソフトが1991年に北米で、1994年に日本で発売されている(1993年に発売された前述のゲームボーイ版とは異なる)。
2015年8月4日に発売されたマイクロソフトのオムニバスソフト『Rare Replay』にファミリーコンピュータ版が収録されている。2020年10月16日からスマートフォン用アプリ『PicoPico』にてファミリーコンピュータ版が配信[3]。また、2025年11月26日には、任天堂のサブスクリプションサービス「Nintendo Switch Online」加入者用ソフト『ファミリーコンピュータ Nintendo Classics』でファミリーコンピュータ版が配信された[4]。
2021年11月25日には、日本のファミリーコンピュータ版の再販として、ファミリーコンピュータ本体やその互換機で動作する非ライセンスカートリッジがコロンバスサークルより発売された[2]。
開発
レア社の創設者であるティム・スタンパーとクリス・スタンパーは、1990年代初頭の『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』の大流行に応えてこのシリーズを制作した[5]。当時の人気メディアフランチャイズや他のベルトスクロールアクションゲームとの対比を作り出すため、レア社はレースステージや登山コースなどの特別な仕組みをゲームに追加した[6] 。レア社は早い段階でゲームのアートスタイルとトーンを漫画的な方向に持っていくことを決定した。これは『バトルトード』を他のベルトスクロールアクションゲームフランチャイズからさらに遠ざけるため、そして当時任天堂が行っていたゲーム内暴力に関する規制に従うためであった[7]。
レア社のアーティスト、ケビン・ベイリスによると、本作のキャラクターは、ティム・バートン監督の映画『バットマン』と同様に、大量生産を目的として考案されたという[8]。ベイリスは、ゲームキャラクターのスケッチの大部分を自身が担当し、スケッチとアートワークをスプライトに変換する作業は主にティム・スタンパーが担当したと語っている[7]。 レア社はレベル間のゲームプレイの変化によってバリエーションを生み出そうとし、ゲームの寿命を延ばすために意図的に「非常に難しい」ゲームにした。ベイリスは、チームのプログラマーであるマーク・ベターリッジが、自分で組み立てたレベルをクリアできなかった時に怒鳴り声を上げるのを何度も耳にしたという[7]。困難はあったものの、チームの一致した見解は、本作は練習とスキルがあればクリア可能だというものだった[7]。
このゲームは開発の初期段階で変更が加えられ、ある時点のタイトルは「Amphibianz」(amphibian(両生類)を基にした造語)となっていた。ベイリスは当初、本作をディズニーをテーマにしたビデオゲームとして設計したが、ゲームが徐々に暴力的になるにつれて、ベイリスはそれをトーンダウンさせ、ゲーム内での武器の使用をすべて制限する一方で、キャラクターに独自性を持たせた[8]。ベイリスによると、ボックスアートは彼がデザインしたが、エアブラシとプロデュースはティム・スタンパーが担当した。ベイリスの最初のボックスアートのデザインは、顧客の注目を集めないとチームが感じて却下されたが、2回目の修正でチームは満足した[7]。
スタッフ
- オリジナル・コンセプト:ティム・スタンパー、クリス・スタンパー
- プロデューサー:ジョエル・ホッホバーグ
- デザイン:グレッグ・マイルス、ガイ・ミラー、ティム・スタンパー
- 追加デザイン:ケヴィン・ベイリス、マーク・ベターリッジ
- アート・ディレクター:ケヴィン・ベイリス
- 追加グラフィック:ティム・スタンパー
- プログラム・ディレクター:クリス・スタンパー
- グラフィック・デコーディング:クリス・サザーランド
- プログラマー:マーク・ベターリッジ
- ハードウェア:クリス・スタンパー
- 音楽:デヴィッド・ワイズ
- プロダクト・テスティング:ヒュー・ワード
評価
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- ファミリーコンピュータ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計30点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得している[15]。
- メガドライブ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・7・6・7の合計で25点(満40点)[16]、『メガドライブFAN』の読者投稿による「ゲーム通信簿」での平均点は、以下の通り19.5点(満30点)[22]。
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合 得点 3.3 3.4 3.0 3.2 3.2 3.3 19.5 - ゲームギア版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・6・6・6の合計で24点(満40点)[17]。
- ゲームボーイ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、5・4・5・4の合計で18点(満40点)[18]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投稿による「ゲーム通信簿」での平均点は以下の通り13.2点(満30点)[24]。
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合 得点 2.7 2.0 1.7 2.7 1.8 2.3 13.2
難易度に関する評価
本作は、その極度の高難易度で批評家から注目されており[25][26][27]、GameTrailersのランキングで第1位に選出されるなど、史上最も難しいゲームをテーマとするランキングで何度も取り上げられている[28][29][30][31]。Destructoidのレビュー担当者は、ゲームの「過酷でバランスの取れていない」難易度にもかかわらず、 8ビット世代で最も「愛されたタイトル」の1つとしてよく記憶されていると述べた[32]。ゲームの発売時に出版されたガイドブック「The Winner's Guide to Nintendo」では、ターボトンネルのステージが「NESゲームの中で最も難しいチャレンジの1つ」であると記載されている[33]。2012年、Yahoo!ゲームは、このゲームは現在でも史上最も難しいゲームの1つとして広く認識されていると述べ、特に2人プレイモードでプレイヤーが誤ってパートナーを殺してしまう可能性を指摘した[34]。Nerdistは、本作の難易度が急上昇したのは、ビデオゲームのレンタル業界に対抗するためだったと述べ、ゲームの難易度が上がればクリアに時間がかかるため消費者はレンタルではなく市販のカートリッジを購入する可能性が高くなるだろう、と主張している[35]。
Hardcore Gaming 101のライター、エリック・プロベンザは、『忍者龍剣伝』や『高橋名人の冒険島』といった難易度の高いビデオゲームとは異なり、徐々に難易度が上がっていくわけではない点を指摘した。ゲームの各セクションには異なるシステム、敵、障害物が用意されているが、コンティニューやライフの制限、およびパスワードシステムやセーブ機能の欠如により、プレイヤーが各セクションに慣れる機会が与えられておらず、プロベンザは「風変わりなベルトスクロールアクションから始まり、すぐに高速障害物コースや、まとまりのほとんどないアクションプラットフォームへと移行する」と述べている[36]。Game Playersは、ゲームのチャレンジの多くは何度もプレイすれば覚えられるパターンであるものの、各セクションが長く、コンティニューが非常に少ない点を指摘した。また、2人プレイでは、片方のプレイヤーがライフをすべて失うと、両方のプレイヤーがステージを最初からやり直さなければならない点にも言及した[37]。