バラカート
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バラカートの決済は、中東から南アジアのイスラーム社会に広く見られる送金システム「ハワラ (Hawala) 」を採用している。ハワラは証文を残さない一種の信用取引システムであり[2]、アメリカなどではテロ組織の資金源の温床とみなされている。2001年には40カ国に支店が設けられており、ソマリア国内で最大の民間企業でもあった。バラカートは国外のソマリア人からソマリアへの送金を、1年で約1億4千万アメリカドル取り扱っていた。そのほか、電話とインターネット・サービスの提供も行っていた。
バラカートができたのは、ソマリア内戦が本格化する1991年よりも前の1986年のことであるが、その活動が本格化したのは、国際連合平和維持活動がソマリアから撤退するきっかけとなった1993年のモガディシュの戦闘(ブラックホーク・ダウン事件)よりも後のことである。この事件をきっかけに、公的金融機関を使ってのソマリアへの送金は不可能となったが、ハラワを決済手段としているバラカートは送金業務を続けたため、一部の住民にとって生命線となった。