バリッラ級潜水艦
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| バリッラ級潜水艦 | |
|---|---|
| 艦級概観 | |
| 艦種 | 大型潜水艦 |
| 建造所 | OTO |
| 運用者 | |
| 艦名 | |
| 前級 | |
| 次級 | エットーレ・フィエラモスカ |
| 派生型 | ウマイタ |
| 性能諸元 | |
| 排水量 | 水上:1,427トン 水中:1,874トン |
| 全長 | 86.5m |
| 全幅 | 7.8m |
| 吃水 | 4.7m(水上) |
| 機関 | 水上:ディーゼル機関2基 水中:電気モーター2基 2軸ディーゼル・エレクトリック方式推進 |
| 最大出力 | 水上:4,900hp 水中:2,200hp |
| 最大速力 (設計値) | 水上:17.5ノット (32.4 km/h; 20.1 mph) 水中:8.9ノット (16.5 km/h; 10.2 mph) |
| 最大速力 (実測) | 水上:16ノット (30 km/h; 18 mph) 水中:7ノット (13 km/h; 8.1 mph) |
| 航続距離 | 水上:12,000 nmi (22,000 km; 14,000 mi)(7ノット (13 km/h; 8.1 mph)) 水中:110 nmi (200 km; 130 mi)(3ノット (5.6 km/h; 3.5 mph)) |
| 試験水深 | 110 m (350 ft) |
| 乗員 | 77名 |
| 兵装 | OTO 1924年型 12cm(27口径)単装速射砲1基 1931年型 13.2mm(75.7口径)単装機銃4丁 53.3cm水中魚雷発射管単装6門(前部4門、後部2門) |
バリッラ級潜水艦 (Sommergibili Classe Balilla) はイタリア王立海軍が第一次世界大戦後に建造した初の大型潜水艦。本級は、イタリアの東アフリカ植民地を拠点としてインド洋で運用すべく設計された大型の航洋型潜水巡洋艦となる。複殻式の設計は、第一次世界大戦の戦時賠償として供与されたドイツのUE II型Uボートの一隻であるSM U-120をもとにしている。425馬力 (317 kW)の補助ディーゼルエンジンが発電用に搭載された。
第二次世界大戦中、1940年には地中海を拠点としていたが、効率的な哨戒潜水艦としては大きすぎることが判明した。唯一の戦果は1940年10月19日のエンリコ・トーティによる英潜水艦トライアドの撃沈である。1941年以降、北アフリカに駐留するイタリア軍の補給のための輸送潜水艦として使用された。大戦を生き延びた艦は、戦後スクラップとされた。
ウマイタ
バリッラ級の強固な複殻構造によって最大潜水深度は110 m (350 ft)に達し、ドメニコ・ミッレリレの海上公試では122 m (400 ft)を記録した。排水量は水上で1,427トン、潜水中は1,874トンだった。全長86.5 m (283 ft 10 in)、全幅7.8 m (25 ft 7 in)であり、浮上中の喫水は4.7 m (15 ft 5 in)だった。船体の安定性は低いものとみなされていた[1]。
浮上航行中は4,900 bhp (3,700 kW)を発揮する2基のフィアット製ディーゼルエンジンで、潜水中は2,200 hp (1,600 kW)を発揮するサヴィリャーノで製造された電気モーターで2軸のプロペラを駆動した。2基目のディーゼル エンジンは補助目的とバッテリーの充電用であり、ボートの建造当時としては斬新なものだった。この構成によって、水上では16ノット (30 km/h; 18 mph)の、水中では7ノット (13 km/h; 8.1 mph)の速力を発揮した。しかしながら、当初の設計目標では水上17.5ノット (32.4 km/h; 20.1 mph)および水中8.9ノット (16.5 km/h; 10.2 mph)となっており、実際にはこの速度に達することはなかった。バリッラ級潜水艦は10ノット (19 km/h; 12 mph)の速力で13,000 nmi (24,000 km; 15,000 mi)の航続距離を有していた[1]。
バリッラ級は艦首に4門、艦尾に2門の合計6門の533 mm (21 in)魚雷発射管を備えていた。16発の魚雷を搭載し、艦首発射管はそれぞれ2発の、艦尾発射管はそれぞれ1発の再装填が可能だった[1]。
同級にはまた、1門の1924年式120 mm (5 in)/27口径#砲速射砲が司令塔前部に密閉搭載されていた。1934年に同級は改修を受け、砲が120 mm (5 in)/45口径砲に更新された。また、ブレダM1931 13.2mm機関銃2丁がそれぞれ単装機銃として配備された[1][2]。
ウマイタは、ブラジル海軍から新海洋潜水艦として発注された。バリッラの標準設計からの改良点としては、ディーゼルエンジンと電気モーターのより前方への配置、バウ・プレーンの廃止および艦全体におけるバラストタンクの配置変更が挙げられる。全長は87 m (285 ft 5 in)に延長され、喫水は4 m (13 ft)と浅くなった。排水量は水上で1,390トン、水中で1,884トンだった[3]。
この艦は、2基のアンサルド製ディーゼルエンジンと、1基の電気モーターを搭載し、それぞれが4,900 bhp (3,700 kW)および900 hp (670 kW)を発揮した。これらの変更によって、水上で18.5ノット (34.3 km/h; 21.3 mph)、水中で9.5ノット (17.6 km/h; 10.9 mph)の速力を得た[3]。
ウマイタでは兵装も変更されている。バリッラ級同様に艦首に4門、艦尾に2門の合計6門の533 mm (21 in)魚雷発射管を備えていたが、火砲としては1門の4 in (102 mm)砲のみを備え、16発の機雷を搭載していた[3]。
同型艦
すべての艦はムッジャーノのOTOで建造された。 ウマイタは、1927年にブラジル海軍向けに建造された改修型だった。同艦は1950年に退役した。
| 艦名 | 命名由来 | 運用者 | 進水 | 最後 |
|---|---|---|---|---|
| バリッラ | ジョバン・バティスタ・ペラッソ | イタリア | 1927年2月20日 | 艀に改造されたのち、1946年に解体 |
| ドメニコ・ミッレリーレ | ドメニコ・ミッレリーレ | 1927年9月19日 | 生ゴム貯蔵庫に転用され、1977年までピレリに使用された | |
| アントニオ・シエーザ | アマトーレ・シエーザ | 1928年8月12日 | 1942年にベンガジにて損傷し、1942年11月解体 | |
| エンリコ・トーティ | エンリコ・トーティ | 1928年4月14日 | ポンツーンとして使用された、1946年に解体 | |
| ウマイタ | ブラジル | 1927年6月11日 | 解体 |