バリトン (弦楽器)
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ヴュルテンベルク公国のクリスティアン・ウルリヒ公(1704没)に、ヨハン・ゲオルク・クラウゼの楽曲 "9 partien auf die Viola Paradon" が捧げられたというのが、バリトンに関する最古の記述とされている[1]。
バリトンの曲目として最もよく知られているのは、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが、彼のパトロンでありこの楽器を嗜んだエステルハージ侯爵の為に書いた175曲である。これらのうち126曲は、ヴィオラ、チェロ、バリトンの三重奏である。これらの曲は1766年から1775年にわたって書かれた[2]。 エステルハージ侯が愛用していたバリトンは、バスのヴィオラ・ダ・ガンバのように調律されていた(AA, D, G, c, e, a, d)。
復元演奏
クラシック音楽界での古楽の復興運動によりバリトンは復元・演奏されるようになり、レコーディングされたものも聴くことができる。
最初にヴィオラ・ダ・ガンバもしくはバリトンの復興に関心を寄せたのは、おそらく、ミュンヘンのクリスティアン・デーベライナー である。1934年、彼はミュンヘンの著名な弦楽器商フェルディナント・ヴィルヘルム・ヤウラに、ジーモン・シェドラーのバリトン(1782)の模造品の制作を依頼した。近代最初のバリトン演奏会は1936年にミュンヘンで開催され、ハイドンの三重奏が主な演目であった。この楽器は、ヴァスケス史的弦楽器コレクションの一部を成し、オルフェオン財団による演奏会で頻繁に用いられる。ヤウラのバリトンの完全なドキュメンテーションが、オルフェオン財団のウェブサイトで利用できる[3]。
2009年、アイゼンシュタットにあるエステルハージ宮殿(en)にて、エステルハージ・アンサンブル(バリトン:Michael Brüssing)が、ハイドン作曲によるバリトン曲全曲録音を成し遂げた[4]。
スイスの作曲家クラウス・フーバーが、"À l'âme de marcher sur ses pieds de soie"(2004)の中で目立つバリトンのソロを書いている。
現代のバリトン演奏者
- Jeremy Brooker
- Kazimierz Gruszczyński
- José Manuel Hernández
- John Hsu
- Roland Hutchinson
- Philippe Pierlot
- José Vázquez
- Michael Brüssing
