バンバー

From Wikipedia, the free encyclopedia

原開発国 セルビアの旗 セルビア
開発者 軍事技術研究所(VTI)[1]
製造業者 Krušik[1]
バンバー
種類 対戦車ミサイル
原開発国 セルビアの旗 セルビア
開発史
開発者 軍事技術研究所(VTI)[1]
製造業者 Krušik[1]
諸元
重量 18 kg(全体重量)[2]
全長 1,100 mm[2][3]
直径 136 mm[2][3]

射程 60 - 600 m[3]
弾頭 タンデム式成型炸薬[1][3]

誘導方式 有線式SACLOS[1]
テンプレートを表示

バンバー英語: Bumbarセルビア語: бумбар)は、セルビアで開発された短射程対戦車ミサイル[2]。輸出モデルではバンブル・ビーの英語名称で呼ばれる[2][4]。名称は「マルハナバチ」の意[3][5]

開発は1990年代中ごろから開始されたが、進捗は遅く最初の試験発射は2003年のことで、翌2004年に開発完了とされたがその後もセルビア軍では数年間採用されなかった[4]。2011年からようやく量産が始まり、セルビア軍に納入が行われている[4]。開発はセルビアの軍事技術研究所(VTI)が担当し、生産はKrušik社で行われている[1]

設計

弾体と発射筒

歩兵が運搬・射撃することを想定した短射程の対戦車ミサイルで、設計はフランス製のERYXに似ている[3]。発射筒兼用の運搬容器に格納されたミサイルと、照準装置、三脚架、夜間・悪天候時に追加で取り付けるサーマル照準器で構成されており、システム一式は背負い紐付きのコンテナケースに収納されている[2][4]。運用は2名が1組となり、一名がシステム一式、もう一名が予備弾2発を搬送する[4]

部品にプラスチックや軽金属合金などを多用することで軽量化を図っており、発射筒と照準器を三脚架に搭載して射撃する形態のほか、状況に応じて射手が発射筒と照準器を肩に担いで射撃することも可能[1][2]。また市街地戦闘を想定してソフト・ローンチ方式を採用しており、閉所からの射撃が可能である[1][3]

ミサイルの誘導方式は有線式半自動指令照準線一致誘導方式(SACLOS)で、発射後も射手が照準器を覗いて目標を捉え続けることで、照準器からワイヤーを通じてミサイルに誘導信号が送られ、ミサイルが目標に向けて誘導される形式である[1]。誘導に当たってはミサイル後端にある赤外線ランプで誘導装置がミサイル位置を把握する仕組みだが、誘導装置とランプは発射前に同期をとるようになっており、敵からの赤外線照射による妨害を無効化できるようになっている[3][4]

弾頭はタンデム式の成型炸薬で、爆発反応装甲を突破後に厚さ800ミリ以上の装甲板を貫徹する能力を有する[1]。射程は最小60メートル、最大600メートルで、飛翔速度は射出時点で毎秒18メートル、最大で毎秒245メートルである[1][3]

後にレーザー誘導式の改良モデルが登場しており、こちらは射程も1,000メートルまで延長されている[4]

運用者

脚注

参考文献

Related Articles

Wikiwand AI