パタコン (州債)
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アルゼンチンでは1990年代後半に深刻な経済危機におちいり、2001年には財政・金融危機に陥った[3]。経済危機は各州政府も直撃し各州とも財政危機に陥っている。財政危機に対処するために各州はペソ紙幣に似せて印刷をした独自の債券を発行し流通させた。それらの各州が発行した州債の中でも総額の3割を占めたのがブエノスアイレス州発行のパタコンである[4][5]。2001年8月から流通し始めたパタコンは16億ペソ分印刷され、15万人以上の公務員の給料や業者への支払いにアルゼンチンの通貨ペソではなく、パタコンが使われた。額面が1ペソのパタコンはアルゼンチン通貨1ペソと等価であり、ブエノスアイレス州のほとんどの商店での買物や税金・公共料金の支払いでペソ紙幣とほぼ同等に使用することが出来た[1]。パタコンは州債と言っても、見た目も表はペソ紙幣に似ていて(ただし印刷は粗悪である)[5] ペソ紙幣と同様に使用する、いわば地域通貨として流通している[1]。
価値
種類
パタコンには0.5、1、2、5、10、20、50、100ペソの額面のものがあった[7]。
規模
アルゼンチンでは2002年3月までにパタコンやパタコンと同等の各州の地方債が51.3億ペソ分発行され、これは通貨ペソの総額に対して37.5%を占めた。パタコンは地方債の中で最大であり16億ペソ分発行されている[1]。