パブロ・エラス=カサド

From Wikipedia, the free encyclopedia

原語名 スペイン語: Pablo Heras-Casado
生誕 (1977-11-21) 1977年11月21日(48歳)
パブロ・エラス=カサド
基本情報
原語名 スペイン語: Pablo Heras-Casado
生誕 (1977-11-21) 1977年11月21日(48歳)
出身地 スペインの旗 スペイン
アンダルシア州グラナダ
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者
公式サイト Pablo Heras-Casado

パブロ・エラス=カサドスペイン語: Pablo Heras-Casado1977年11月21日 - )は、スペイン指揮者

スペイングラナダに生まれる。7歳より合唱団で活動し、ピアノを学び始めた。17歳で「カペラ・エクサウディ」を創設し、ルネサンス音楽を指揮する[1]。グラナダ音楽院での音楽教育に加え、グラナダ大学で美術史と演劇を学んだ[2]。その後、指揮をハリー・クリストファーズ英語版クリストファー・ホグウッドらに師事し古楽に深く関わる。2007年のルツェルン音楽祭指揮アカデミーでは、現代音楽に取り組み、ピエール・ブーレーズの支持を得て国際的なキャリアをスタートさせる[1]

2011年から2017年まで、ニューヨークのセントルークス管弦楽団の首席指揮者を務めた[3]。また、マドリードテアトロ・レアルの首席客演指揮者として、2018年から4シーズンにわたりワーグナーの「ニーベルングの指環」全曲を指揮した[4]。2023年には、バイロイト音楽祭にデビュー、「パルジファル」を指揮した[5]

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団バイエルン放送交響楽団パリ管弦楽団シュターツカペレ・ドレスデンロンドン交響楽団シカゴ交響楽団フィラデルフィア管弦楽団クリーブランド管弦楽団など世界の主要オーケストラに客演している[6]。オペラでは、テアトロ・レアルバイロイト音楽祭の他、ウィーン国立歌劇場パリ国立オペラベルリン国立歌劇場バイエルン国立歌劇場メトロポリタン歌劇場などで指揮を執っている[7]

日本での活動

2009年、サントリーホール・サマーフェスティバルにおいて、NHK交響楽団を指揮し、シュトックハウゼンの「グルッペン」を演奏した[8]。2011年のMusic Tomorrowで再来日[9]。2019年12月には、NHK交響楽団の定期演奏会に登場、チャイコフスキー交響曲第1番を指揮した[10]。2020年のNHK交響楽団「第九」演奏会では、世界的なパンデミックの影響で多くの外国人指揮者が来日を断念する中、エラス=カサドは来日し2週間の隔離期間を経て、年末恒例の公演を予定通りに実現させた[11]。2024年2月のN響定期公演では、自国の音楽であるファリャを取り上げた[12]

録音・映像

ハルモニア・ムンディにおける「Die Neue Romantik (新たなロマン派) 」

フライブルク・バロック管弦楽団との一連のプロジェクト。ピリオド楽器を用いることで、ロマン派音楽にこびりついた後世の伝統を剥ぎ取り、作曲当時の斬新な音響を蘇らせている[13]

ドイツ・グラモフォンとバイロイトの記録

2023年バイロイト音楽祭におけるワーグナーの「パルジファル」の公演を収録したCDおよび映像作品が、2024年にドイツ・グラモフォンからリリースされている[15]

その他、多岐にわたるレパートリー

アニマ・エテルナとのブルックナー交響曲第4番の録音では、「ピリオド楽器の独特の響きによって、オーケストラの色彩の中に、軽やかさと優雅さを取り戻している」と評されなど、グラモフォン誌の「2024年エディターズ・チョイス」に選出されている[16]。その他、セントルークス管弦楽団とのチャイコフスキー交響曲第1番パリ管弦楽団とのストラヴィンスキーの「春の祭典」、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団とのシューマンの交響曲全集などがある[14]

教育と次世代への貢献

スペイン国立ユースオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミー、ジュリアード音楽院管弦楽団など世界各地で青少年アンサンブルや音楽プロジェクトを定期的に指導し、マスタークラスなども開催している[6]

受賞歴

国家的な叙勲および称号

  • フランス芸術文化勲章シュヴァリエ (2018年)[21]
  • スペイン国家音楽賞 (2025年)[6]
  • グラナダ市金功労勲章、グラナダ県名誉市民[22]

慈善活動と人道的関与

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI