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ヒダベリイソギンチャク

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ヒダベリイソギンチャク
若い個体
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 刺胞動物門 Cnidaria
綱 : 花虫綱 Anthozoa
目 : イソギンチャク目 Actiniaria
科 : ヒダベリイソギンチャク科 Metridiidae
属 : ヒダベリイソギンチャク属 Metridium
種 : ヒダベリイソギンチャク M. senile
学名
Metridium senile (Linnaeus, 1761)
シノニム
  • Actinia plumosa [1]
英名
plumose anemone
frilled anemone

ヒダベリイソギンチャク (Metridium senile) はイソギンチャクの一種である。

足盤は体部よりもかなり直径が大きい。体部は長く円筒形で、表面は滑らかで粘液で覆われる。体部にいぼや吸盤はなく、上端には堤と溝があり、口盤につながる。口盤は大きく、深く波打って体部に覆い被さる。触手は細くて先端は尖る。口盤内の触手は密度が低く長いが、縁にある触手は高密度に配置され短い。大型個体は非常に多数の触手を持つ。小型個体はそれよりも本数は少ないが、比較的長い触手を持つ。触手は透明だが、白い縞が現れることがある。体部は白・クリーム色・ピンク・橙・赤・灰色・茶色・薄緑など変化に富む。口の周辺は体部の色によらず橙赤色となる。暗い体部と明るい口盤を持つ個体もいる[2][3]。潮間帯付近のものは背が低くて口盤が大きく、より深いところのものほど高く伸び上がる傾向がある[4]。

いくつかの変種が確認されている。M. senile var. dianthus は上で解説した変種で、1000本を超える触手を持ち、高さ30cm、足盤径15cmにまで成長する。M. senile var. pallidus はこれより小さく、最大でも足盤径2.5cm程度で、口盤の波打ちも小さく、触手も200本より少ない。矮化した変種だと考えられる[5]。これらの中間的な形態を持つ変種もある[3]。

ヨハネス・ペーター・ミュラーは変種 dianthus を"最も美しいイソギンチャク"と評価している[2]。全ての触手を展開した姿はヤシに似て印象的であるが、触手を収納すると不規則なクラゲのような塊となり目立たない[2]。

分布

ヨーロッパ大西洋岸では、ビスケー湾からノルウェー、アイスランドに分布する[3]。アメリカ東海岸、南アフリカ・アルゼンチン・日本からも報告されている[6]。波打ち際の下、100m以浅の浅海域で見られる[3]。 日本では寒流系の種であり、その中では大型のもっとも普通な種であり[4]、東北地方から北海道の潮間帯で普通である[7]。

生態

脚注

参考文献

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