ヒトデカズラ
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送粉系
送粉者はコガネムシ科カブトムシ亜科スジコガネモドキ族の Erioscelis emarginata が独占的に担っている。肉穗花序が雌性期(花序の中の雌花だけ開花していて雄花は蕾の段階)の開花期を迎えると、夕方の薄暮時に仏炎苞は匂いで E. emarginata を誘引し、内側の白くて明るく見える箇所に引き付けてそこにある肉穗花序に訪花させる。この時、以前に他の花序で他の株の花粉を付着させている個体がいると、花序の中の雌花の柱頭に花粉が付着して受粉が成立する。雌花の受粉能が失われ、雄花が開花して葯から花粉があふれ出すまでの間、仏炎苞は匂いと発熱で E. emarginata を仏炎苞の内側の肉穗花序に留めさせ続ける。花序にびっしりたかった E. emarginata が雄性期(雌花の受粉能が失われて雄花が開花している段階)の花序からの花粉にまみれると、仏炎苞は誘因刺激を喪失し、送粉者は花序から離脱して飛び立っていく。このサイクルが繰り返されることで、他家受粉が成立する[4]。
分布
類似種
オオヒトデカズラ P. bipinnatifidum は本種によく似ていて、より葉の裂片が数多く、また葉裏の葉脈が桃色を帯びる。