ヒトリガ科
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ヒトリガ科 | |||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヒトリガ Arctia caja 成虫、ロシア | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Arctiidae Leach, 1815 | |||||||||||||||||||||||||||
| タイプ属 | |||||||||||||||||||||||||||
| Arctia Schrank, 1802 | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| ヒトリガ科 | |||||||||||||||||||||||||||
| 亜科 | |||||||||||||||||||||||||||
|
ヒトリガ科(Arctiidae)はヤガ上科に属する鱗翅目(チョウ目)の科のひとつ。Erebidae 科を認める分類体系においては Erebidae 科のヒトリガ亜科(Arctiinae)となる。
形態と多様性
本科はおよそ11000種を含む大きな科であり、北極圏周辺から熱帯にかけて広く分布し、とくに熱帯で多様である[2]。成虫が色鮮やかな体色を持つ美しい種も多く[7]、中にはハチに擬態する Pseudosphex 属、Sphecosoma 属やMyrmecopsis 属[8]、ベニボタルに擬態する Correbidia 属[9][10]、ドクチョウ亜科やマダラガ科に擬態する Pericopina 族[11][12]などの有毒昆虫への擬態で知られるものも含まれる[5]。ヒトリガ亜科にはヒャクメトラフヒトリ Sebastia argus [7]のような大型の種も含まれるが、東洋区では最大の亜科であり日本にも多く生息するコケガ亜科には比較的小型の種が多い[13]。
幼虫の腹脚 proleg は退化しない。刺毛 setae が発達し、いわゆるケムシ様を呈する種が多い[14][15]。
日本からは現在、コケガ亜科75種、ヒトリガ亜科46種、カノコガ亜科4種の合計125種の分布が確認されている[16]。ヒトリガ亜科では、極地性のダイセツヒトリ Grammia quenseli daisetsuzana 、北米、ヨーロッパ、アジア北部に広く分布するヒトリガ Arctia caja の亜種 subsp. phaeosoma、南方系のハイイロヒトリ Creatonotos transiens の亜種 subsp. koni や北米からの移入種であるアメリカシロヒトリ Hyphantria cunea などが知られる[16][17]。
- Callimorpha dominula(ヒトリガ亜科)成虫, フランス
- ヒトリガ Arctia caja 幼虫, ドイツ
- Cyana malayensis(コケガ亜科)成虫, マレーシア