モデル60 デュークは、ビーチ社の汎用航空機市場向け与圧式軽飛行機の分野への参入を告げる機体であった。機体規模はバロンとクイーンエアの間に相当し、1968年2月1日にFAAからの形式証明を取得した。
1970年には最初の改良型A60が登場し、最大離陸重量の増加とスーパーチャージャーの改良が行われたが、最も多く生産されたのは1974年に登場したB60で、燃料搭載量の増加や機内配置の見直し、与圧システムの改良が加えられていた。
しかし、この種の航空機は市場規模の大きいアメリカであっても高価なものだったため、1983年までに596機が生産されたのみに留まった。