ファイヴ・ブリッジズ
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| 『ファイヴ・ブリッジズ』 | ||||
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| ザ・ナイス の スタジオ録音を含む ライブ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| 録音 | ||||
| ジャンル | サイケデリック・ロック、プログレッシブ・ロック | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | カリスマ・レコード | |||
| プロデュース | ザ・ナイス | |||
| 専門評論家によるレビュー | ||||
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AllMusic Rating | ||||
| ザ・ナイス アルバム 年表 | ||||
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『ファイヴ・ブリッジズ』[注釈 1] (Five Bridges)は、イングランドのロック・グループのザ・ナイスの4作目のアルバムで、彼等が1970年に解散した直後に発表された。
経緯
ザ・ナイスは1969年9月にイミディエイト・レコード[注釈 2]から前作『ジャズ+クラシック/ロック=ナイス』を発表。その後、マネージャーのトニー・ストラットン・スミスはイミディエイト・レコードの対応に強い不満を覚えて、彼等を同年に自分が設立したカリスマ・レコードに移籍させた。
彼等は1969年10月にニューカッスル芸術祭とロンドンのフェアフィールド・ホールズで、新作の組曲「ファイヴ・ブリッジズ」を披露。11月からはキング・クリムゾンと合同でアメリカ公演を行った。その間、キース・エマーソンがキング・クリムゾンのグレッグ・レイクと意気投合し、彼と新しいバンドを結成しようと決心をして、スミスや他のメンバーにザ・ナイスを脱退すると伝えた。
彼等は契約を履行する為に1970年初めのライブ活動を遂行した後、4月に正式解散した。
内容
カリスマ・レコードは彼等が解散した直後の1970年6月に本作を発表した。計5曲の収録曲の内訳は、3曲が1969年10月17日のロンドンのフェアフィールド・ホールでのシンフォニア・オブ・ロンドンとの共演のライブ録音、1曲が1969年12月20日のフィルモア・イーストでのライブ録音、1曲が1969年のスタジオ録音である。ジャケットにはエマーソンによる解説が掲載された。
オリジナルLPの片面を占める「ファイヴ・ブリッジズ」は、ニューカッスル芸術祭から楽曲制作を依頼されて、エマーソンとリー・ジャクソンが共作した。この組曲はニューカッスル市内にあるタイン川に掛かる五つの橋[注釈 3]に因んだ五つの楽章からなる。ザ・ナイスは、ニューヨーク・シンフォニーの指揮者のジョセフ・イーガーに連絡して、この組曲を1969年10月10日のニューカッスル芸術祭でオーケストラと共演して披露しようと計画したが、管弦楽曲への編曲が間に合わず、自分達だけでニューカッスル芸術祭での初演を務めた[1]。その一週間後の10月17日、ロンドンのフェアフィールド・ホールでイーガーが指揮するシンフォニア・オブ・ロンドンと共演して、この組曲の管弦楽曲版を披露した。第4楽章はフリードリヒ・グルダの「プレリュード・アンド・フーガ」[注釈 4]に影響を受けた作品。第5楽章ではアラン・スキドモアやケニー・ホイーラーなどのジャズミュージシャンが客演した。「インターメッツォ: 'カレリア・スウィート'」はザ・ナイスのアルバム『少年易老学難成』に収録された「間奏曲(「カレリア組曲」より)」をオーケストラとの共演によって再演したもの。「パセティーク」はチャイコフスキーの『交響曲第6番』第3楽章の改作。この2曲ではイーガーがエマーソンと共に編曲に携わった。
フィルモア・イーストでのライブ録音である「カントリー・パイ/ブランデンブルグ・コンチェルト No.6」は、ボブ・ディランが1969年に発表したアルバム『ナッシュヴィル・スカイライン』に収録した「カントリー・パイ」と、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の『ブランデンブルク協奏曲』第6番(BWV1051)第1楽章の一部を改作した作品で、本作唯一のスタジオ録音である「ワン・オブ・ゾウズ・ピープル」をB面収録曲に伴ってシングルになった[2]。
収録曲
オリジナルLP
CD
- Five Bridges『ファイヴ・ブリッジズ(フェアウェル・ザ・ナイス/組曲~五つの橋) +3』[注釈 7]
| # | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 1. | 「ファンタジア:ファースト・ブリッジ/セカンド・ブリッジ Fantasia 1st Bridge/2nd Bridge」 | Keith Emerson, Lee Jackson | |
| 2. | 「コーラル:サード・ブリッジ Chorale 3rd Bridge」 | Emerson, Jackson | |
| 3. | 「ハイ・レヴェル・フーガ:フォース・ブリッジ High Level Fugue 4th Bridge」 | Emerson, Jackson | |
| 4. | 「フィナーレ:フィフス・ブリッジ Finale 5th Bridge」 | Emerson, Jackson | |
| 5. | 「インターメッツォ:'カレリア・スウィート' Intermezzo 'Karelia Suite'」 | Johan Julius Christian Sibelius, arr. Emerson, Joseph Eger | |
| 6. | 「パセティーク Pathetique」 | Pyotr Ilyich Tchaikovsky, arr. Emerson, Eger | |
| 7. | 「メドレー カントリー・パイ / ブランデンブルグ・コンチェルト No.6 Country Pie/Brandenburg Concerto No. 6
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| 8. | 「ワン・オブ・ゾウズ・ピープル One of Those People」 | Emerson, Jackson | |
| 9. | 「メドレー Fairfield Hall final:
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| 10. | 「カントリー・パイ Country Pie」(ボーナス・トラック、スタジオ・オーヴァーダブド・ヴァージョン) | Dylan | |
| 11. | 「エクサープツ・フロム・ザ・ファイヴ・ブリッジズ・スウィート Excerpts from the Five Bridges suite」(ボーナス・トラック、BBC Radio 1 "サウンズ・オブ・ザ・セヴンティーズ" より) | Emerson, Jackson | |
合計時間: | |||
評価
イギリスのアルバム・チャートで最高2位を記録した[4]。
参加ミュージシャン
- ザ・ナイス
- キース・エマーソン Keith Emerson – キーボード
- リー・ジャクソン Lee Jackson – ヴォーカル、ベース・ギター
- ブライアン・デヴィソン Brian Davison – ドラムス、パーカッション
- その他
- Sinfonia Of London (オリジナルLP Side One #1, Side Two 1, 2)
- Joseph Eger – 指揮 (オリジナルLP Side One #1, Side Two 1, 2)
- Joe Harriott – サクソフォーン (オリジナルLP Side One 1 "Final 5th Bridge")
- ピート・キング Pete King – サクソフォーン (オリジナルLP Side One 1 "Final 5th Bridge")
- Chris Pyne – トロンボーン (オリジナルLP Side One 1 "Final 5th Bridge")
- アラン・スキドモア Alan Skidmore – サクソフォーン (オリジナルLP Side One 1 "Final 5th Bridge")
- ジョン・ウォーレン John Warren – サクソフォーン (オリジナルLP Side One 1 "Final 5th Bridge")
- ケニー・ホイーラー Kenny Wheeler – トランペット、フリューゲルホルン (オリジナルLP Side One 1 "Final 5th Bridge")