フウチョウボク科

From Wikipedia, the free encyclopedia

フウチョウボク科
ケッパー(Capparis spinosa)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
: アブラナ目 Brassicales
: フウチョウボク科 Capparaceae Juss.[1][2]

本文参照

フウチョウボク科( フウチョウボクか、Capparaceae または Capparidaceae )は、被子植物アブラナ目の科である。本科には33と約700が含まれる。最大の属はフウチョウボク属Capparis )で約150種、マエルア属Maerua )が約100種、ボスキア属Boscia )が37種、カダバ属Cadaba )が30種と続く。ケッパーなどが含まれる。

旧来、日本では "Capparaceae" に「フウチョウソウ科」の名称が当てられていた。しかし近年のAPG 植物分類体系では、フウチョウソウなどは"Cleomaceae"として独立した科に所属しているため、これに「フウチョウソウ科」が当てられ、残った"Capparaceae"には「フウチョウボク科」が当てられている[3]。このように英名と日本語の対応や定義の変遷があり、また2018年現在、ひきつづきAPG 以前の分類体系を用いる場面もみられる[4]ため、語の使用や理解には注意を要する。

フウチョウボク科はアブラナ科と同様にカラシ油配糖体マスタードオイル)の化合物を生産する。こうしたことから両者は非常に近縁であると長らく考えられていて、時にはフウチョウボク科をアブラナ科に含めることもあった。その後の分子学的研究では、狭義のフウチョウボク科はアブラナ科に対して側系統であることが支持され[5]、当時フウチョウボク科に含められていたフウチョウソウ属 (Cleome) など数属はむしろアブラナ科と近縁であることが分かった。それら数属は、アブラナ科のフウチョウソウ亜科に置かれるか(APG I、APG II)、フウチョウソウ科として別の科として扱われているか(APG III、APG IV)のどちらかである。旧フウチョウボク科には、アブラナ目の他の仲間により近縁なものも数属あり、系統関係が未解決なものもある[6]。また、旧フウチョウボク属のうちアメリカの植物については、分子系統と形態の両面を元に別属として分離・再分離された[7]

近年のDNA解析により、フウチョウボク科はアブラナ目のコアの一部であることが分かっている。2012年時点における研究成果によれば、フウチョウボク科の系統関係は以下のようであると考えられている[8]

コアアブラナ目

モクセイソウ科

ギロステモン科

ペンタディプランドラ科

トウァリア科

フウチョウボク科

フウチョウソウ科

アブラナ科

エンブリンギア科

属一覧

別科とされた属

Kubitzkiの分類体系(該当箇所の担当はKers)によると、フウチョウボク科からさらに外されるべき属
1. フウチョウソウ目かもしれないが、フウチョウボク科ではない属
2. 詳細は不明であるが、フウチョウボク科に属さない特徴が示される属
3. Kubitzkiの分類体系では扱われていないが、通常はフウチョウボク科とされる属

脚注

参考文献

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI