フェノバム

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フェノバム
識別情報
3D model (JSmol)
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.165.052 ウィキデータを編集
MeSH Fenobam
UNII
特性
化学式 C11H11ClN4O2
モル質量 266.684
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フェノバム(英:Fenobam)は、1970年代後半にマクニール・ラボラトリーズ英語版によって開発されたイミダゾール誘導体で、当時は脳の分子標的が未同定であった新規抗不安薬である。その後、代謝型グルタミン酸受容体サブタイプmGluR5英語版の強力かつ選択的陰性アロステリック調節因子として作用することが決定され[1][2] 、様々な新しいmGluR5アンタゴニストの開発のためのリード化合物として使用されている[3][4][5][6]

フェノバムは、ベンゾジアゼピン系薬物と同等の抗不安作用を持つが[1][7][8]、健忘や精神刺激症状などの用量制限的副作用のため、不安の治療薬として販売されることはなかった[9][10]。mGluR5の強力な陰性アロステリック調節因子としての作用が発見された後、フェノバムは、抗うつ作用、抗不安作用、鎮痛作用、抗中毒作用を併せ持つその特性が、これらの症状の一般的な併発症を考慮すると有用である可能性があることから、多くの用途で再研究されている[11][12]脆弱X症候群の治療においても、有望な初期結果を示している[13]。1970年代にマクニール・ラボラトリーズのチームによって開発された[14]

出典

関連項目

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