殺人鬼フジコの衝動
真梨幸子による文学作品
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ストーリー
十数人を殺害した罪で死刑になった伝説の女、通称“殺人鬼フジコ”。彼女は、11歳のときに起こった一家惨殺事件のただ1人の生き残りだった。悲劇を乗り越え新しい人生を歩もうとしていた少女は、なぜ稀代の殺人鬼と恐れられる悪女へ変貌したのか。フジコを知るある人物の遺した記録小説という形で、謎と悲劇に満ちたフジコの一生を描いていく。
登場人物
- 森沢藤子
- 通称“殺人鬼フジコ”。昭和46年10月26日に起き、迷宮入りした「高津区一家惨殺事件」の生き残り。本人も瀕死の重傷を負うが一命を取りとめ、叔母に引き取られる。悲劇を乗り越え健気に生きようと努力していたが、やがて、整形手術依存へ陥り、少なくとも15人を殺した伝説の殺人鬼へ変貌していく。
- 高峰美智子
- 若い真の犯罪著者。フジコの娘の早季子から伝記の草稿本を貰って、伝記を終わらす使命を帯びる。
- 森沢慶子
- フジコの母親。自身の見栄のための散財は惜しまないが、子どもたちの給食費や学用品の費用は支払わず、だらしない生活を送っている。フジコにとっての反面教師。「高津区一家惨殺事件」の被害者。
- 森沢遼一
- フジコの父親。フジコに暴力を奮っていた。「高津区一家惨殺事件」の被害者。
- 森沢沙織
- フジコの妹。「高津区一家惨殺事件」の被害者。
- 下田茂子
- 慶子の妹。事件後、姪のフジコを引き取り育てる。カルト宗教Q教団の信者。
- 下田健太
- 下田家に住む茂子の息子。続編の主要登場人物の1人。
- 上原早季子
- フジコの娘。続編の主要登場人物の1人。
- 上原美也子
- フジコの娘。続編の主要登場人物の1人。
- 小坂恵美
- フジコの小学校の同級生。フジコの最初の殺人の被害者と思われる。
- 小坂初代
- 恵美の母親。化粧品のセールスレディをしており、フジコの母親とも親交があった。
書籍情報
- 単行本:徳間書店、2008年12月31日発行、ISBN 978-4-19-862647-1
- 文庫:徳間文庫、2011年5月15日発行、ISBN 978-4-19-893367-8、解説・藤田香織
続編
- 『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』
- 徳間書店から文庫書き下ろし作品として刊行。
- フジコの死刑執行から8年後。下田健太が関わっていると見られる凄惨な事件をきっかけに、“殺人鬼フジコ”の名が再び浮上。グローブ出版社の記者・井崎智彦と村木里佳子、新進構成作家の吉永サツキの3人は、下田健太の母親でありフジコの叔母である茂子の独占インタビューを敢行し、行方不明となった健太の行方と、未解決の「高津区一家惨殺事件」の真相を追う。
- 『私は、フジコ』
- 2012年3月に発売された『殺人鬼フジコの衝動 限定版』に付属した小冊子に収められた書き下ろし短篇作品。現在は電子書籍版にて入手可能。
- 『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』のプロローグとなっている。
舞台
ドラマ
『フジコ』のタイトルでドラマ化された。凄惨な内容と驚きの仕掛けから、長らく映像化不可能といわれてきた小説だが、Huluが日本向けサービスにおける初のオリジナル作品としてドラマ化[3]。主演は尾野真千子。
2015年11月13日より全6話が、HuluとJ:COMにて一挙配信された。
キャスト
スタッフ
受賞歴
- 第32回ATP賞テレビグランプリ 特別賞・非放送系コンテンツ部門[4]
DVD-BOX
- 2016年5月27日発売、規格品番 ACBD-10937
サウンドトラック
2015年12月23日発売、規格品番 VPCD-81860
- アーティスト:やまだ豊、Julia Shortreed
- 曲名:カタル、サソウ、フレル、タドル、オカス、マドウ、オドル、ウタウ、メカス、ネブル、アガク、ヨゴス、ユレル、オチル、トゲル