フタツザオチョウチンアンコウ科

From Wikipedia, the free encyclopedia

フタツザオチョウチンアンコウ科学名Diceratiidae)は、アンコウ目に所属する魚類の分類群の一つ[1]。2属7種が分類され、大西洋インド洋西太平洋深海に生息する[2]。第二の発光器を持つことで、他の深海アンコウ類と区別される。雄は1983年まで記載されていなかった。

概要 フタツザオチョウチンアンコウ科, 分類 ...
フタツザオチョウチンアンコウ科
トゲトゲチョウチンアンコウ
Diceratias bispinosus
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: アンコウ目 Lophiformes
亜目 : チョウチンアンコウ亜目 Ceratioidei
: フタツザオチョウチンアンコウ科 Diceratiidae
学名
Diceratiidae
Regan & Trewavas, 1932
シノニム
  • Aeschynichthyidae Golvan, 1962
英名
Double angler
閉じる

分類と名称

1932年にイギリス魚類学者であるチャールズ・テート・リーガン英語版エスリン・トレワヴァスによって初めて科として提唱された[3]。この科の基準属である Diceratias は、1887年にドイツ生まれのイギリスの魚類学者アルベルト・ギュンターによってビワアンコウ属の亜属として提唱され、そのタイプ種は Caratias bispinosus であり、ギュンターは1872-1876年のチャレンジャー号遠征でバンダ諸島沖の水深660 mで採集した個体をもとに記載した[4]。学名はフタツザオチョウチンアンコウ属の学名である Diceratias に由来し、ビワアンコウ属の属名である Ceratias に「2」を意味する接頭辞 di が付けられている。頭部の発光器が2本ある、ビワアンコウ属の亜属であると考えられていたためである[5]

下位分類

形態

性的二形があり、雌は先端に発光器を持つ棍棒状の鰭棘を持つことで、他のチョウチンアンコウ類の雌と区別できる。眼の後ろまで届く大きな口、上顎骨のすぐ先まで届く下顎結合部のよく発達した棘、鋤骨歯[6]、皮膚の棘が特徴で、背鰭には5 - 7棘、臀鰭には4棘があり、小さな骨盤骨が腹板に繋がる。背鰭第2棘は第1棘の基部(誘引突起)のすぐ後方にあり[1]、全長が1.3 cmを超える個体では、皮膚の下の小さな穴にしまうことができる[7]。全長10.1 cmのシャオクロツノアンコウから、全長25cmのクロツノアンコウまで、大きさは様々である[2]。雄は皮膚に棘があり、吻部に2本の歯があり、下顎には4本または5本の独立した歯が2列に並ぶ。雄の目と鼻孔は横を向いている[8]

分布と生態

大西洋太平洋インド洋熱帯から亜熱帯海域に分布し、大陸棚大陸斜面に生息する[1]。水深0 - 2,306 mで記録されている。雄は矮雄とならず、自由に遊泳生活を行うと考えられている[9]

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI