フランス大使のヴェネツィア到着
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『フランス大使のヴェネツィア到着』(フランスたいしのヴェネツィアとうちゃく、露: Прием французского посла в Венеции、英: The French Ambassador's Arrival in Venice)は、18世紀イタリアの画家カナレットが1726-1727年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。1763-1796年の間にロシア皇帝エカチェリーナ2世に取得され[1]、現在、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に所蔵されている[1][2]。
| ロシア語: Прием французского посла в Венеции 英語: The French Ambassador's Arrival in Venice | |
| 作者 | カナレット |
|---|---|
| 製作年 | 1726-1727年ごろ |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 181 cm × 259.5 cm (71 in × 102.2 in) |
| 所蔵 | エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク |
作品
ヴェネツィア派は18世紀にその最後の開花を見せ、何人かの優れた画家を生み出したが、その1人がカナレットとして知られるジョヴァンニ・アントニオ・カナル (Giovanni Antonio Canal) で、彼は「ヴェドゥータ」と呼ばれた都市景観画の巨匠であった[1]。都市景観画は理性の時代を反映した合理主義を反映しているが、カナレットの作品は本作に見られるように明るい色彩と空の輝きに満ちている[2]。
本作『フランス大使のヴェネツィア到着』は実際の出来事を描いている。1726年10月13日に[2]、ドゥカーレ宮殿の波止場でフランス大使のランジェ・ド・ジョルジョ (Langeais de Georges) 伯爵が警備隊に付き添われたヴェネツィア共和国の役人に出迎えられる場面である[1][2]。画家は、大使と一行が乗ってきた、鍍金の施された華やかな船を初め、情景のあらゆる細部をドキュメンタリー的な正確さで描いている。こうした情景は、アドリア海の女王と呼ばれたヴェネツィアの日常生活の一部で、観衆がいつも詰めかけていた[1]。
絵画はまた、宮殿のバルコニー、橋、ゴンドラ上に多くの人物たちを表している。その中には、大半が仮面をつけている貴族に加え、東方の商人、修道僧、一般の人々が見える。ヴェネツィアの町は雑多な人々の上に広がっているが、それは背景ではなく絵画の主役である。カナレットは、非常に情熱的にヴェネツィアの建築の美しさ、独特の湿気、壁に投げかけられる影の戯れなどを伝えている。故郷の町に魅せられた画家は全生涯をそれに捧げ、そのあらゆる街並みを描いた[1]。