洪水の到達時間を算出する際に用いる「ルチハ式」の名称は彼の名前に由来するが、彼がこの公式を考案したわけではない[1][2]。1920年代、この公式が日本に持ち込まれる前に参照したと思われるドイツの土木技術ハンドブックの中に「これらの速度は、たとえば上にあげたRzihaによって与えられた数値、またはバイエルンで使いならされている次の公式などによって決めることもできよう。」という記述があり、これを取り違えたことで「バイエルン地方の公式」と呼ぶべきものを「ルチハ式」と呼んでいたのである[1][3][4]。
なお、前述の「Rzihaによって与えられた数値」というのが日本では「クラーヘン式」と呼ばれている表である[1]。余談であるが、Kavenはそのいずれにも直接的な関係はない[1]。