父のプリアパティオスが亡くなると、パルティアの慣習にならって年長者であるフラーテス1世は王位に就いた。ほどなくしてカスピ海南方のエルブルズ山脈に住む種族マルディ族を武力制圧し、彼らをカスピ門近くのカラクスに定住させた。しかしその後まもなくしてフラーテス1世は亡くなるが、彼には成人した多くの息子がいたにもかかわらず、弟であるミトラダテス1世を後継者に選んだ。その理由はフラーテス1世自身、父という立場よりは王という立場に責任を負っているため、子供のことよりは祖国のことを顧慮すべきであり、勇気に秀でていた弟を選んだのだという。[1][2]