フリアン・アルカス
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アルメリア県、マリアに生まれ、マラガ県、アンテケーラで没した。1860年から1872年にかけて、ヨーロッパ全土を巡って演奏活動を行った。1863年、当時まだ幼いフランシスコ・タレガはカステリョン・デ・ラ・プラナでアルカスの演奏を聴き、またコンサートのあと、タレガの父の願いによってアルカスの前でギターを披露した。1864年から1870年の間、アルカスはスペイン国内を巡りながらコンサートを行なったが、パタナスというピアニストと組んで演奏することもあったが、その後アルメリアに戻り、グラナダ通りで商売を始めた[2]。
アルカスは生涯を通じて手掛けたギター音楽は、ワルツ、変奏曲、前奏曲、舞曲など多岐に渡り、オリジナルの作品を52篇、トランスクリプションを30曲以上作曲した。トランスクリプションにおいては、ジュゼッペ・ヴェルディの『椿姫』[3]や、ジョアキーノ・ロッシーニの『セビリアの理髪師』[4]の変奏を手掛けている。このうち30曲がバルセロナのビダル・イ・ロヘール社から、50曲がマドリードのウニオン・ムシカル・エスパニョーラ社から出版された。
アルカスはモダンギターを確立させたギター職人として知られるアントニオ・デ・トーレスが制作したギターを通じて、その後のクラシック・ギターの発展、特にサウンドボードの設計に寄与した。
参考文献
- Eusebio Rioja: Julián Arcas o los albores de la guitarra flamenca (Sevilla: Bienal de Arte Flamenco, 1990), ISBN 84-86773-20-2.
- Javier Suárez-Pajares: "Julián Arcas: Figura clave de la Guitarra Española", in: Actas del XV Congreso de la Sociedad Internacional de Musicología: Culturas musicales del Mediterraneo y sus ramificaciónes, vol. 4, (Madrid, 1992).
- Eusebio Rioja: "Julián Arcas Lacal (1832–1882), concertista internacional, compositor y maestro de guitarra", in: Revista velezana no. 12 (1993), p. 43–54.
- Melchor Rodríguez (ed.): Julián Arcas. Obras Completas para Guitarra / Guitar Works (Madrid: Soneto, 1993), ISBN 84-87969-38-0.
- Javier Suárez-Pajares, Eusebio Rioja Vázquez: El guitarrista almeriense Julián Arcas (1832–1882): una biografía documental (Almería: Instituto de Estudios Almerienses, 2003), ISBN 84-8108-273-2.