フリスコ・レコード
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1962年にニューオーリンズでコニー・ラロッカが立ち上げた。彼女はトミー・リッジリーのブッキング・エージェントをしており、リッジリーからの薦めでレーベルを立ち上げた[1]。ラロッカは夫の経営するフライド・チキンのレストランで働いていたが、そこを退職してのスタートであった[1]。
レーベル名は、サンフランシスコの愛称で、ラロッカの出身地にちなんで命名された[1]。立ち上げるにあたり、ラロッカは業界にコネクションを持っていたラジオDJ、ハル・アトキンズをパートナーとして選んでいる[2]。
レーベルが存在した4年ほどの間に、フリスコ・レコードは20枚近くのシングル盤をリリースした[2]。最初にリリースしたシングル盤のアル・アダムズは、ハル・アトキンズの変名であった[2]。
同年リリースされたダニー・ホワイトの「Kiss Tomorrow Goodbye」はニューオーリンズと湾岸一帯で10万枚以上を売り上げるヒットとなった[2][1]。レーベルでは、フィラデルフィアのアーレン・レコードと配給契約を締結して、他の地域への売り上げ拡大を図ったもののこの会社も小規模で力がなかったために成功せず、この曲はメジャー・ヒットの可能性を秘めながらも、全米ヒットとはならずじまいだった[2]。
「Kiss Tomorrow Goodbye」のセッションでバック・コーラスを担当したローラ、ワンダ、バーバラの三姉妹ルーザン・シスターズがこのセッションを機にレーベル入りし、彼女たちは1962年、ワーデル・カゼアのプロデュースの下、ソングライターのアル・リードの書いた楽曲3曲をレコーディングしている[3]。
以後のセッションのプロデュースについては、トランペッターのウォーレン・"ポーギー"・ジョーンズが担当している[1]。ジョーンズは自らのバンド、ポルカドッツでもレーベルからシングル1枚をリリースした[4]。他のレーベルのアーティストには、1970年代にミーターズのボーカリストとなるウィリー・ウェストらがいた[2]。
レコーディングは基本的にニューオーリンズで行なわれたが、ダニー・ホワイトの「Can't Do Nothing Without You」と「My Living Doll」については、デイヴィッド・ポーターとアイザック・ヘイズのプロデュースの下、メンフィスのロイヤル・スタジオでレコーディングされている[2]。
1966年のアトキンズの突然の死とレコード配給の問題から、ラロッカは同年レーベルをたたむ決断をし、フライド・チキンのレストランでの仕事に戻った[1]。
ディスコグラフィー
| 年 | アーティスト名 | 曲名 | レコードNo. |
|---|---|---|---|
| 1962年6月 | Al Adams | 「Stubborn Old Me」/「Baby It's Love」 | Frisco 101 |
| 1962年9月 | Al Adams | 「Two Seconds Of Love」/「To Know」 | Frisco 102 |
| 1962年9月 | Porgy And The Polka Dots | 「Riding High」/「Say Yeah」 | Frisco 103 |
| 1962年9月 | Danny White | 「Kiss Tomorrow Goodbye」/「The Little Bitty Things」 | Frisco 104 |
| 1962年 | The Rouzan Sisters | 「The Limbo Party」/「Dance Every Dance With Me」 | Frisco 105 |
| 1962年 | The Rouzan Sisters | 「Lover」/「The Limbo Party」 | Frisco 105 |
| 1963年 | The Voice Masters | 「Two Lovers」/「In Love In Vain」 | Frisco 15235 |
| 1963年 | Danny White | 「Never Tell Your Friend」/「Make Her Mine」 | Frisco 106 |
| 1963年 | Willie West | 「I'm Back Again」/「Lost Love」 | Frisco 107 |
| 1963年6月 | Willie West | 「You Told Me」/「I Need Your Love (Baby)」 | Frisco 108 |
| 1963年 | Danny White | 「The Twitch」/「Why Must I Be Blue」 | Frisco 109 |
| 1963年 | Danny White | 「One Little Lie」/「Loan Me A Handkerchief」 | Frisco 110 |
| 1965年7月 | Danny White | 「Miss Fine Miss Fine」/「Can't Do Nothing Without You」 | Frisco 110 |
| 1965年 | Lil Willie West | 「Don't Be Ashamed To Cry」/「Am I The Fool」 | Frisco 111 |
| 1965年 | The Brilliant's | 「What You Gonna Do」/「Slow Lovin'」 | Frisco 3221x14 |
| 1966年1月 | The Rouzan Sisters | 「Men Of War」/「Dance Every Dance」 | Frisco 113 |
| 1966年1月 | Danny White | 「My Living Doll」/「Note On The Table」 | Frisco 114 |
| 1966年6月 | Wanda Rouzan | 「Here's A Letter From Home」/「Long Time No See」 | Frisco 115 |
| 1966年 | Wanda Rouzan | 「Would You Love Me」/「Long Time No See」 | Frisco 116 |