カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA
ブラジルのサッカー1部リーグ
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歴史
1970年まで開催されたタッサ・ブラジル(各州リーグ戦上位チームによるブラジル選手権大会)とトルネイロ・ホベルト・ゴメス・ペドローザを発展解消して第1回リーグ戦を20チームで開催。その後ブラジルサッカー連盟(CBF)が1部リーグ参加チームの拡大路線を推進した影響で、参加チーム数が80を越えることもあり、ある年度では2部(セリエB)の優勝など上位チームが1部の2次予選リーグから参加することもあった。中でも、1979年の大会では2次・3次リーグからシードされるチームを含め94チームが参加したこともあり、これに抗議して一部の主力クラブが出場辞退となることもあった。
更に1987年は主力13クラブ(通称: C13)が中心となった「コパ・ウニオン」と、それ以外のクラブによるブラジルサッカー連盟主催の「カンピオナート・ブラジレイロ」の2つの1部リーグが並列する異常事態となった。前者はCRフラメンゴ、後者はスポルチ・レシフェが優勝したため1987年大会の優勝クラブは2クラブが存在する状況となり、優勝決定戦の開催をCBFが提案したがフラメンゴが拒否したことでどちらがこの年の優勝クラブかは長らく議論の的になっていた。大会から30年後、ブラジルの最高裁判所は「1987年の優勝クラブはスポルチのみ」としたが、リーグ優勝が事実上無効となったフラメンゴはこの判決を受け入れておらず、1987年大会で優勝していると現在まで主張している[1][2]。
1996年シーズンにはフルミネンセとCAブラガンチーノ(現: レッドブル・ブラガンチーノ)がセリエBに降格する予定だった。しかし、1997年シーズン開幕直前にブラジル全国審判委員会会長の
1999年には過去2年間の平均成績をもとに降格クラブを決めるシステムが採用された。けれども、このシーズンにサンパウロFC所属のサンドロ・ヒロシが出場資格がないにもかかわらず試合に出場していたことで競技後に順位が変動し、当初は2000年シーズンのセリエAに残留する見込みだったSEガマが一転してセリエBに降格する事態に発展(通称: サンドロ・ヒロシ事件)。当然ガマは反対し、裁判を経て2000年シーズンはCBF主催ではなくC13主催でブラジル全国の116クラブを4つの部門に分けて開催された。トップディビジョンに相当する部門は「ブルーモジュール」と名付けられ、セリエAとセリエBのクラブを合わせた合計25チームで競った。
その後双方の歩み寄りによりチーム数を20前後に制限することになる。2002年までは1回総当りのレギュラーシーズン(予選リーグ)と、その上位チームによるホーム・アンド・アウェートーナメントのプレーオフの2本立てだったが、2003年からは一般的なホーム・アンド・アウェーの2回総当りリーグのみで行われるようになった。セリエAの上位6クラブは、次年度コパ・リベルタドーレスへの出場権を獲得することができる。それに続く6クラブについてはコパ・スダメリカーナに出場する。17位から20位までの下位4クラブ(通称: Z-4, Z4)がカンピオナート・ブラジレイロ・セリエBへと降格する。
2013年シーズンには、フラメンゴとポルトゥゲーザが出場資格のない選手(アンドレ・サントスとエヴェルトン)を試合に起用しており、裁判の末に全日程終了後に勝ち点剥奪の処分が課され残留予定だったポルトゥゲーザが降格、降格予定だったフルミネンセが一転してセリエA残留となった[6]。さらに、2000年代後半から外国人選手・監督が増えたことがあり、2013年からは1試合あたりに出場できるブラジル国籍を持たない選手枠は3人から5人に拡大[7]。2019年からはVARがセリエA全ての試合で導入された[8]。2023年に外国人枠が5人から7人に拡大されると、翌年はさらに9人まで上限が緩和された。この決定はセリエAのクラブ満場一致で採択されたが、ブラジル国内のプロサッカー選手の権利の保護を目指す労働組合Federação Nacional dos Atletas Profissionais de Futebol(FENAPAF)はセリエAとセリエB合わせて140人以上の外国人選手がいるとして反対していた[9][10]。
2024年時点でのOpta Analysによる世界のリーグランキングでは6位。これは欧州以外の国のリーグではトップであり、ポルトガルやベルギーを上回るレベルと評価された[11]。
所属チーム一覧
- 2025年シーズンの「カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA」
| クラブ | 州 | ホームタウン | スタジアム | 収容人数 | 前年度成績 |
|---|---|---|---|---|---|
| アトレチコ-MG | ベロオリゾンテ | アレーナMRV | 46,000 | 12位 | |
| バイーア | サルヴァドール | アレーナ・フォンチ・ノヴァ | 47,907 | 8位 | |
| ボタフォゴ | リオデジャネイロ | オリンピコ・ニウトン・サントス | 44,661 | 1位 | |
| セアラー | フォルタレザ | カステロン | 63,903 | セリエB 4位 | |
| コリンチャンス | サンパウロ | ネオ・キミカ・アレーナ | 47,252 | 7位 | |
| クルゼイロ | ベロオリゾンテ | ミネイロン | 61,927 | 9位 | |
| フラメンゴ | リオデジャネイロ | エスタジオ・ド・マラカナン | 78,838 | 3位 | |
| フルミネンセ | 13位 | ||||
| フォルタレーザ | フォルタレザ | カステロン | 63,903 | 4位 | |
| グレミオ | ポルト・アレグレ | アレーナ・ド・グレミオ | 55,225 | 14位 | |
| インテルナシオナル | エスタジオ・ベイラ=リオ | 50,128 | 5位 | ||
| ジュベントゥージ | カシアス・ド・スル | アウフレッド・ジャコーニ | 19,924 | 15位 | |
| ミラソウ | ミラソウ | カンポス・マイア | 15,000 | セリエB 2位 | |
| パルメイラス | サンパウロ | アリアンツ・パルケ | 43,713 | 2位 | |
| レッドブル・ブラガンチーノ | ブラガンサ・パウリスタ | ナビ・アビ・シェジド | 17,022 | 16位 | |
| サントス | サントス | ヴィラ・ベルミーロ | 16,068 | セリエB 1位 | |
| サンパウロ | サンパウロ | エスタジオ・ド・モルンビー | 72,039 | 6位 | |
| スポルチ・レシフェ | レシフェ | イリャ・ド・ヘチロ | 32,983 | セリエB 3位 | |
| ヴァスコ・ダ・ガマ | リオデジャネイロ | サン・ジャヌアーリオ | 24,584 | 10位 | |
| ヴィトーリア | サルヴァドール | バハーダス | 34,535 | 11位 |
歴代結果
トルネイオ・ドス・カンピオンイス・(FBF)
| 年度 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | クラブ数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1937 | 6 |
タッサ・ブラジル (1959年-1968年)
| 年度 | 優勝 | 準優勝 | 3位及び4位 | クラブ数 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1959 | 16 | ||||
| 1960 | 17 | ||||
| 1961 | 18 | ||||
| 1962 | 18 | ||||
| 1963 | 20 | ||||
| 1964 | 22 | ||||
| 1965 | 22 | ||||
| 1966 | 22 | ||||
| 1967 | 21 | ||||
| 1968 | 23 | ||||
トルネイロ・ホベルト・ゴメス・ペドローザ (1967年-1970年)
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA (1971年-現在)
コパ・ウニオン
統計
※CBF非公認大会だった2000年も優勝回数に含む[17]。
クラブ別優勝回数
| クラブ名 | 優勝 | 準優勝 | 優勝年度 |
|---|---|---|---|
12 |
4 |
1960, 1967, 1967, 1969, 1972, 1973, 1993, 1994, 2016, 2018, 2022, 2023 | |
8 |
8 |
1961, 1962, 1963, 1964, 1965, 1968, 2002, 2004 | |
8 |
3 |
1980, 1982, 1983, 1992, 2009, 2019, 2020, 2025 | |
7 |
3 |
1990, 1998, 1999, 2005, 2011, 2015, 2017 | |
6 |
6 |
1977, 1986, 1991, 2006, 2007, 2008 | |
4 |
5 |
1966, 2003, 2013, 2014 | |
4 |
4 |
1974, 1989, 1997, 2000 | |
4 |
1 |
1970, 1984, 2010, 2012 | |
3 |
7 |
1975, 1976, 1979 | |
3 |
5 |
1937, 1971, 2021 | |
3 |
3 |
1968, 1995, 2024 | |
2 |
3 |
1981, 1996 | |
2 |
2 |
1959, 1988 | |
1 |
2 |
1978 | |
1 |
1 |
2001 | |
1 |
0 |
1987 | |
1 |
0 |
1985 |
州別優勝回数
| 州 | 優勝回数 | シーズン |
|---|---|---|
34 |
1960, 1961, 1962, 1963, 1964, 1965, 1967, 1967, 1968, 1969, 1972, 1973, 1977, 1978, 1986, 1990, 1991, 1993, 1994, 1998, 1999, 2002, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008, 2011, 2015, 2016, 2017, 2018, 2022, 2023 | |
19 |
1968, 1970, 1974, 1980, 1982, 1983, 1984, 1989, 1992, 1995, 1997, 2000, 2009, 2010, 2012, 2019, 2020, 2024, 2025 | |
7 |
1937, 1966, 1971, 2003, 2013, 2014, 2021 | |
5 |
1975, 1976, 1979, 1981, 1996 | |
2 |
1959, 1988 | |
2 |
1985, 2001 | |
1 |
1987 |
歴代年間最優秀選手
昇格・降格記録
歴代得点記録
シーズン得点王
得点王のクラブ別の輩出回数
| クラブ | 回数 | シーズン |
|---|---|---|
| 9 | 1971, 1972, 1977, 1996, 1999, 2009, 2016, 2021, 2023 | |
| 8 | 1974, 1978, 1984, 1992, 1997, 2000, 2001, 2005 | |
| 8 | 1983, 1991, 1993, 1998, 2008, 2011, 2015, 2018 | |
| 6 | 2000, 2008, 2012, 2014, 2017, 2022 | |
| 5 | 1972, 1986, 1987, 2002, 2020 | |
| 5 | 1980, 1981, 1982, 2009, 2019 | |
| 4 | 1989, 2000, 2003, 2006 | |
| 3 | 1975, 1976, 1988 | |
| 3 | 1996, 2002, 2010 | |
| 2 | 1985, 1994 | |
| 2 | 1994, 1995 | |
| 2 | 2004, 2013 | |
| 2 | 2017, 2024 | |
| 1 | 1973 | |
| 1 | 1979 | |
| 1 | 1990 | |
| 1 | 2007 | |
| 1 | 2008 | |
| 1 | 2016 | |
| 1 | 2016 | |
| 1 | 2020 | |
| 1 | 2024 | |
| 1 | 2025 |
通算得点数
テレビ中継
- 2024年現在、日本のメディアによる放送(配信)は行われていない。
シーズン別大会名
- ブラジレイロン TAM (2001)
- Troféu VISA Electron (2002)
- ブラジレイロン (2003-2004)
- Taça Nestlé Brasileirão (2005)
- ブラジレイロン (2006-2008)
- ブラジレイロン Petrobras (2009-2012)
- ブラジレイロン (2013)
- ブラジレイロン Chevrolet (2014-2017)
- ブラジレイロン Assaí (2018-2023)
- ブラジレイロン Betano (2024-現在)