マヌエル・ブラムが1982年に導入したブラム数は、1番目の性質により、Qnからランダムに選択した整数の平方根を(何回でも)求めることができると保証されていて、電話によるコイン投げのためのプロトコルなど利用された[2]。
また、2番目の性質から、Rabin暗号のモジュラスをブラム数にすると復号処理(平方根)が高速化できることが指摘されている。
MPQS(複数多項式2次ふるい法)やNFS(数体ふるい法)のような素因数分解アルゴリズムは、ランダムに選択したRSAモジュラスでもブラム数に制限したRSAモジュラスでも同程度の計算量で計算可能である。なので、RSA暗号などの素因数分解の困難性を安全性の根拠とする暗号システムにおいて、もはや法をブラム数に限定する理由はないと考えられている。