ブルシン

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ブルシン
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.006.014 ウィキデータを編集
EC番号
  • 206-614-7
KEGG
RTECS number
  • EH8925000
日化辞番号
  • J5.693F
UNII
国連/北米番号 1570
性質
C23H26N2O4
モル質量 394.47 g·mol−1
外観 単斜晶プリズム型結晶
融点 178 °C (352 °F; 451 K)
沸点 470 °C (878 °F; 743 K)
難溶
log POW 0.98
危険性
GHS表示:
急性毒性(高毒性)
Danger
H300, H330, H412
P260, P264, P270, P271, P273, P284, P301+P310, P304+P340, P310, P320, P321, P330, P403+P233, P405, P501
致死量または濃度 (LD, LC)
1 mg/kg (ラット、経口)
出典
ICSC 1017
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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ブルシン (: brucine) はマチンなどの種子に含まれるインドールアルカロイドIUPAC許容慣用名2,3-ジメトキシストリキニジン-10-オン 2,3-dimethoxystrychnidin-10-one。苦味があり、水には難溶。二水和物、四水和物を形成する。分子式 C23H26N2O4 で、ストリキニーネのベンゼン環に2個のメトキシ基が置換した構造を持つ。CAS登録番号 [357-57-3]。性を持つが、ストリキニーネよりは弱く、ストリキニーネの約6分の1である。

1818年に、マチン (Strychnos nux-vomica) およびイグナチウス子(呂宋果、Strychnos ignatii の実)から単離された[1][2]

毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている[3]

ブルシンはカルボン酸光学分割に用いられる。キナ皮由来のアルカロイドによるラセミ混合物の光学分割は、1853年にルイ・パスツールによって報告[4]されて以来知られていた。ブルシンによってアミノ酸を光学分割できることは、1899年にエミール・フィッシャーによって報告された[5]。ブルシンやストリキニーネは塩基であるため、カルボン酸のラセミ体に作用させると2種類のを与え、それらはジアステレオマーの関係にある。そこで生じる溶解性の差を利用して再結晶、あるいは再沈殿により片方のジアステレオマーを取り出し、で中和するとキラルなカルボン酸の一方のエナンチオマー(鏡像異性体)のみが得られる。

文化

ブルシンは、アレクサンドル・デュマによる小説『モンテ・クリスト伯』に登場する。

「たとえば、その毒がブルシンだったとします。あなたは初めの日にはそれを1ミリグラムを召し上がり、二日目には2ミリグラム…」(作中、ミトリダート法について述べた箇所)

水質分析における利用

脚注

関連項目

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