ブルー・モーリシャス
From Wikipedia, the free encyclopedia


ブルー・モーリシャスとは、1847年にイギリス領モーリシャスで発行された切手である。
世界で最も価値のある切手のひとつとして知られる。
なお、英語では「Mauritius "Post Office" stamps(モーリシャス・ポストオフィス切手)」とも称する。
イギリスで1840年に開始された郵便切手制度は好評を持って迎えられ、イギリス国外にも広がりを見せるようになっていった。そして、1847年にモーリシャスでイギリスおよび同国領としては2番目となる切手が発行されることになった。
発行されたのは、1ペニー切手500枚と2ペンス切手500枚であった。このうち後者が青色であったことから「ブルー・モーリシャス」の名で呼ばれるようになった(なお、1ペニー切手はオレンジ色だが、これも含めて日本では便宜的にブルー・モーリシャスと呼ぶ)。
この切手の大きな特徴は、本来「POST PAID(郵便料金支払い済み)」と書かれるべき個所に「POST OFFICE(郵便局)」と記されていたことである。これが誤りなのか意図的なものかは諸説あるが、2回目以降に発行された切手は「POST PAID」になったため、POST OFFICE銘のブルー・モーリシャスは初回発行の1,000枚のみとなった。
19世紀の末には既に切手収集が立派な趣味と認知されており、郵趣家と呼ばれる切手コレクターたちは希少な切手を求めていた。そして、ごく少数発行されたブルー・モーリシャスが注目を集めることになり、非常に高値で取引されるようになった。