ブレス (漫画)
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『ブレス』は、園山ゆきのによる日本の漫画作品。講談社が刊行する『少年マガジンエッジ』にて2022年2月号から2023年11月号まで連載されたのち[1][2]、『月刊少年シリウス』に移籍し2024年2月号より連載中[3][4]。
| ブレス | |
|---|---|
| 漫画 | |
| 作者 | 園山ゆきの |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | 少年マガジンエッジ →月刊少年シリウス |
| レーベル | マガジンエッジKC →シリウスKC |
| 発表号 | 少年マガジンエッジ: 2022年2月号 - 2023年11月号 月刊少年シリウス: 2024年2月号 - |
| 発表期間 | 2022年1月17日 - |
| 巻数 | 既刊8巻(2026年3月現在) |
| アニメ | |
| 原作 | 園山ゆきの |
| 監督 | 北村翔太郎 |
| シリーズ構成 | 上座梟 |
| 脚本 | 上座梟 |
| キャラクターデザイン | 横山穂乃花 |
| 音楽 | 吉俣良 |
| アニメーション制作 | A-1 Pictures |
| 製作 | ブレス製作委員会 |
| 放送局 | 未公表 |
| 放送期間 | 2027年 - |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画・アニメ |
| ポータル | 漫画・アニメ |
あらすじ
元モデルの宇田川アイアは、周囲からの否定を恐れてメイクアップアーティストになる夢を諦めていた。しかしある日、顔のそばかすを気にする大人しい少女、炭崎純と出会い、学園祭のファッションコンテストにクラス代表として2人1組で出場することになる。当初は元モデルのアイアがモデル役を務める予定であったが、アイアが秘かにメイクを研究していることを知った炭崎は、役割を逆にして出場することを提案した。アイアは自身の技術に不安を抱いていたものの、炭崎の本音や教室では見せない魅力に触れ、彼女にメイクを施して学園祭へ臨むことを決意する。
学園祭を経て本格的に夢へ歩み始めたアイアは、知人である大屋の紹介で渋谷のメイクスクール「MIRROR」に通い始める。その後、アイアは21歳以下のヘアメイクコンテスト「U21」での優勝を目指し、技術者のアシスタントとして様々な人物と関わりながらメイクの経験を積んでいく。一方の炭崎も将来の夢を抱き、それぞれが着実に歩みを進める。コンテストが近づく中、炭崎はトップモデルのクリエからモデルとしての覚悟を教わる。アイアは実力ある出場者たちと遭遇したのち、成人式の前撮りアシスタントとして、容姿にコンプレックスを持つ女性のメイクを担当し、彼女の理想とする姿を引き出す。そして、アイアがメイク、炭崎がモデルとして挑むU21コンテストが開幕する。
登場人物
- 宇田川 アイア(うだがわ アイア)
- 元モデルの経歴を持つ高校1年生の男子生徒。メイクアップアーティストを目指していたが、周囲に否定されることを恐れて夢を封じ込めていた。ノートにメイクの技法をまとめるなど独自に研究を続けていた一方、その事実を誰にも明かしていなかった。学園祭のコンテストをきっかけに炭崎純と出会い、スタイリスト役としてメイクで彼女の魅力を引き出すことに挑む。以降、大屋の紹介でメイクスクール「MIRROR」に通い始め、U21ヘアメイクコンテスト出場に向けてギンガのアシスタントや成人式前撮りの現場経験を重ねるなど、本格的にメイクアップアーティストの道を歩み出す。中学時代はモデルの大屋に憧れて近づこうとしたものの空回りが続き、大屋のもとを離れた過去を持つ。
- 炭崎 純(すみさき じゅん)
- 高校1年生の女子生徒。アイアのクラスメイトであり、自身のそばかすを気にしている。クラスメイトに推薦される形で学園祭コンテストに出場することになり、アイアとペアを組む。アイアに対し、役割を入れ替えて自身がモデルを担当することを提案した。誰にも打ち明けられずにいた将来の夢を後に初めて語り、アイアの意欲をかき立てる。U21ヘアメイクコンテストにはモデルとして出場し、衣装合わせの場でトップモデルのクリエと出会い、モデルとしての心構えを学んでいる。
- 大屋 輝(おおや ひかる)
- アイアが中学時代に出会ったモデルの人物。アイアがモデルを始めるきっかけを作り、メイクも教えた存在として、アイアにとっての憧れとなった。後にアイアへ電話でメイクスクール「MIRROR」の存在を伝えている。U21の会場でアイアと再会する。
書誌情報
コミックス
| 巻数 | 発売日 | レーベル | ISBN |
|---|---|---|---|
| 1 | 2022年8月17日[書誌 1] | マガジンエッジKC | ISBN 978-4-06-528649-4 |
| 2 | 2022年10月17日[書誌 2] | ISBN 978-4-06-529417-8 | |
| 3 | 2023年5月17日[書誌 3] | ISBN 978-4-06-531719-8 | |
| 4 | 2023年12月7日[書誌 4] | シリウスKC | ISBN 978-4-06-533922-0 |
| 5 | 2024年7月9日[書誌 5] | ISBN 978-4-06-536068-2 | |
| 6 | 2024年12月9日[書誌 6] | ISBN 978-4-06-537685-0 | |
| 7 | 2025年5月9日[書誌 7] | ISBN 978-4-06-539376-5 | |
| 8 | 2026年3月9日[書誌 8] | ISBN 978-4-06-542388-2 |
ファンブック
- 園山ゆきの・シリウス編集部(協力)、講談社(編)『ブレスOFFICIAL GUIDE BOOK メイクを仕事にしたいなら ヘア&メイクアップアーティストを目指すためのキャリアガイド』講談社〈KCデラックス〉、2025年5月9日発売[書誌 9]、ISBN 978-4-06-537944-8
制作背景
経緯・構想
本作の制作経緯について原作者の園山ゆきのは、担当編集者からボクシングとメイクのどちらを題材にした作品を描きたいかと尋ねられ、もともとメイクを好んでいたことからメイクを選んだと振り返っている[5]。連載開始の2022年はジェンダーレスコスメが市場に浸透し始めた時期にあたり、本作が少年誌での掲載となることから、男性層にメイクの魅力を伝える機会となることを編集部から期待されたと園山は説明している[6]。
作品の構想について園山は、周囲の期待するイメージに合わせて本音を隠して生きてきた男女のバディを描くというアイデアが浮かんだと述べており、バディの立場が逆転しながらそれぞれの夢を実現していく展開に魅力を感じたと語っている[5]。また、メイクを純粋に漫画作品として男女問わず楽しめるよう、技法解説はなるべく抑え、キャラクターの人間性や心情を丁寧に描くことを意識していると述べている[6]。
作品のインスピレーションの多くは園山自身の学生時代の経験に由来しており、当時のクラスメイトや教師との対話が特定の場面の下敷きになっているという[6]。また、夢を追うことの楽しさだけでなく、業界の厳しさや苦しさも率直に描き出したいという意志があると園山は語っており、何かを続けることは不安との闘いでもあるとの考えから、積み重ねてきた自分を肯定する言葉が読者へのエールになることを願っているとも述べている[6]。さらに、メイクが前向きな気持ちや自己肯定感をもたらす瞬間があるとして、その持つ可能性とパワーを作品を通して伝えていきたいと語っている[6]。
取材
本作制作にあたり、ファッション・ヘアメイクの専門学校であるバンタンデザイン研究所の協力のもと、授業の見学や講師への取材を行ったと園山は明かしている[6]。取材を通じ、メイクで他者を輝かせたいという強い動機を持つ学生や、外見へのコンプレックスをきっかけにメイクを志した学生が少なくないことを知ったという[6]。衣装については、同研究所の卒業生であるスタイリストの二階堂呼幸の協力を得た[6]。メゾンブランドの過去のランウェイ映像などを参照しながら衣装デザインの提案を受け、モノクロの紙面においても服の質感や動きが伝わるよう、素材やドレープの表現にいたるまで助言を得たという[6]。また、美容メディア「VOCE」の撮影現場を見学した際には、ヘア&メイクアップアーティストやモデル、カメラマンやスタイリスト、編集者など多数の専門職が協働している様子を目の当たりにしたと述べており、メイクを施す際の体勢や手指の動きには個人差があり、その細部にいたるまで作画に取り入れることを意識していると、園山は語っている[6]。
反響・評価
テレビアニメ
2026年3月にテレビアニメ化が発表された[9]。2027年より放送予定[9]。
スタッフ
- 監督 - 北村翔太郎[9]
- 助監督 - 菊池貴行[9]
- シリーズ構成・脚本 - 上座梟[9]
- キャラクターデザイン - 横山穂乃花[9]
- 衣装デザイン - 竹田茜[9]
- プロップデザイン - 木藤貴之[9]
- メインアニメーター - 飯田悠一郎、小林茉利奈、原島未来[9]
- ヘアメイクスーパーバイザー - Katsuyoshi Kojima[9]
- グラフィックイラストレーション - かしまき[9]
- 色彩設計 - 北東真奈[9]
- 美術監督 - 若林里紗[9]
- 美術設定 - 平義樹弥[9]
- CG監督 - 栗林裕紀[9]
- 撮影監督 - 衛藤英毅[9]
- 編集 - 廣瀬清志[9]
- 音響監督 - 吉田光平[9]
- 音響効果 - 長谷川卓也[9]
- 音楽 - 吉俣良[9]
- 制作 - A-1 Pictures[9]