ブーム法
From Wikipedia, the free encyclopedia
ブーム法(ブーム核酸抽出法)は、生体試料から 核酸を単離するための固相抽出法である[1][2][3] [4] [5][6][7][8]。この方法は、「シリカビーズに核酸(NA)を吸着させること」によって特徴づけられる。
「ブーム法」の名前は、発明者の一人、ウィレム·Rブームの名前に由来している。ブーム法は、 生体資料から核酸(NA)を単離するための手法として、最も普及している方法の一つである。 ブーム法は、生物学的サンプルからNAを精製するための、簡便、迅速、かつ信頼性の高い方法として知られている。
ブーム法の基本原理はカオトロピック効果である。即ち、ブーム法は、 「カオトロピック物質の存在下で、NAが、シリカビーズに固層吸着すること」を基本原理としている。
ブーム法は、1990年ごろブームらによって発明、開発されたとされる[notes 1]。しかしながら、前述のカオトロピック効果自体は、ブームよりも前に Vogelstein と Gillespieによって報告されていた [9] [notes 2]。 従って、ブームらの正味の貢献は、US5234809にいわれるような「精製度の悪い出発材料に、この方法を適用化するために最適化 された短いステップの手法」に縮減して考えるべきかもしれない。
ここで、「シリカ」という単語の意味について補足する。 狭義には、「シリカ」は、SiO2の結晶を意味するが、他の形態のシリカ粒子も可能である。 特に非晶質酸化シリコンとガラス粉末、アルキルシリケート、アルミニウムシリケート(ゼオライト) 、-NH2によって活性化されたシリカは、Boom法における核酸結合性固相材料として適している。
次節以降、本方式の手順と基本原理を説明する。

