プランセス・ドゥ・モナコ
バラの園芸品種の1つ
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プランセス・ドゥ・モナコは、バラの園芸品種の1つ。1982年にフランスで、マリー・ルイーズ・メイアンによって作出された[1]。プリンセス・ドゥ・モナコの呼び方も広く使われている。モナコ公妃グレース・ケリーが気に入ったので、この品種名が付けられた[2]。しかし、公妃に贈られることが決まっていたものの、その前にグレース・ケリーが自動車事故で亡くなってしまったといういわくつきの品種である[1]。
四季咲き・半横張り性または半直立性のハイブリッド・ティー系のモダンローズ[2][1][3]。交配種は、Ambassador×ピース[2][1]。樹高1.2m、株張りは120cmになる[2]。半剣弁高芯咲きまたは丸弁高芯咲きの大輪種で、花径は約12-15cm[2][1][3][4]。アイボリー色の花弁に、弁端がはっきりとしたピンク色に染まる[2][1]。花弁数は35-40枚[3]。やや早咲きの品種である[1][注 1]。覆輪のピンク色と葉の濃緑色の対比が美しいとの評は一般的である[2][3][5]。主に一輪咲きで、花付きは中程度[2][1]。花もちはよい[1]。香りの強さは微香から中香[1][4][5]。香りの質はティー系である[1]。樹勢は普通だが、耐暑性がやや弱く、高温期になると葉がさじ状に変形する[1][4]。シュートの寿命が短い品種なので、水やり・薬剤散布によって樹勢を維持し、シュートを発生させるようにする必要がある[6]。耐陰性は弱い[2]。強健種だが、耐病性は中程度、黒星病にやや弱いので一定の防除が望ましい[2][1][3]。

枝変わりに、つるプランセス・ドゥ・モナコがある[1]。日本国内で発見された品種で、2系統が流通している[1]。一方はよく返り咲くが、つる性が不安定、もう一方は、つる性が安定である代わりにほとんど返り咲かない[1]。本品種を交配親にして作出された品種に、カリフォルニア・ドリーミングがある[1]。