プリズム輪舞曲

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プリズム輪舞曲』(プリズムロンド、英:Love Through a Prism[3])は、WIT STUDIO制作による日本Webアニメ作品[1]。2026年1月15日よりNetflixにて独占配信中[1][2]。また、2026年1月8日より、南マキによる漫画が集英社の『少年ジャンプ+』および『マンガMee』にて連載中[3][4]

ジャンル恋愛[1]
脚本神尾葉子、藤井咲
概要 プリズム輪舞曲, ジャンル ...
プリズム輪舞曲
ジャンル 恋愛[1]
アニメ
原作 神尾葉子
監督 中澤一登
脚本 神尾葉子、藤井咲
キャラクターデザイン 高橋靖子
音楽 千葉"naotyu-"直樹
アニメーション制作 WIT STUDIO
配信サイト Netflix
配信期間 2026年1月15日 -
話数 全20話[2]
漫画
原作・原案など 神尾葉子
漫画 南マキ
出版社 集英社
掲載サイト 少年ジャンプ+
マンガMee
発表期間 2026年1月8日 -
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ漫画
ポータル アニメ漫画
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本作は、夢を抱いてロンドンに集った若者たちが、自身の才能や境遇に葛藤しながらも成長していく姿を描いた青春群像劇である[2]。プリズムのような煌めきを追い求める若者たちの、苦悩と希望が交錯する人間模様が全20話にわたって展開される[2]

あらすじ

物語の舞台は1900年代初頭のイギリス・ロンドンである。画家を志して日本から海を渡った主人公・一条院りりは、現地の名門美術学院に入学する。そこでりりは、天才的な美術の才能を持ちながらも、謎めいた雰囲気を纏う青年、キット・チャーチと出会う。

登場人物

一条院 りり(いちじょういん りり)
声 - 種﨑敦美[1]
本作の主人公で、画家を目指して日本からロンドンへ留学してきた女性である[1]。性格は非常に明るく元気であり、周囲を惹きつける活力を持っている 。異国の地で様々な困難に直面しながらも、自身の夢に向かって邁進する。
キット・チャーチ
声 - 内山昂輝[1]
ロンドンの美術学院に通う青年で、周囲からは天才画家と評されている。極めて優れた美術的才能を有する一方で、性格はぶっきらぼうであり、初対面の相手とコミュニケーションを取ることを苦手としている。しかし、りりと出会ったことで、その内面に少しずつ変化が生じ始める。
ドロシー・ブラウン
声 - 潘めぐみ[1]
小早川 新之助(こばやかわ しんのすけ)
声 - 梶裕貴[1]
りりと同じく日本からやってきた留学生である。非常に真面目かつ優秀な学生であるが、異国の地で多くの秀才に囲まれる環境に対し、内心では強い不安や緊張感を抱いている。
ジョフリー・オブライエン
声 - 阿座上洋平[1]
ピーター・アンソニー
声 - 坂田将吾[1]
キャサリン・アスター
声 - 上坂すみれ[1]
小早川 さくら(こばやかわ さくら)
声 - 鬼頭明里[1]
チャールズ・ブラント
声 - 大塚芳忠
リチャード・チャーチ
声 - 諏訪部順一
一条院たけ(いちじょういん たけ)
声 - 甲斐田裕子

製作

さらに見る 原作・キャラクター原案, 企画・プロデュース ...
スタッフ[1]
原作・キャラクター原案 神尾葉子
企画・プロデュース 櫻井大樹和田丈嗣
ディレクター 中澤一登
2ndディレクター 髙橋哲也
3rdディレクター 藤井咲
脚本 神尾葉子、藤井咲
キャラクターデザイン 高橋靖子
サブキャラクターデザイン 簑輪愛子
色彩設計 田中花奈実
美術監督 竹田悠介
撮影監督 野澤圭輔
編集 石井知
音楽 千葉"naotyu-"直樹
音響監督 鐘江徹
音響効果 倉橋裕宗
音楽プロデューサー 山村涼
プロデューサー 大谷丞
アニメーションプロデューサー 吉信慶太
制作協力 CUE
PINE JAM[注 1]
制作 WIT STUDIO
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企画経緯

本作の企画は、配信開始から約5年前となる2021年頃に始動した[5]。企画・プロデュースを担当した櫻井大樹が、原作者の神尾葉子へTwitter(現X)のダイレクトメールを通じて連絡を取ったことが発端となった[5]。神尾は当初、この連絡に対して困惑したが、その後の面会において櫻井から「1900年頃のイギリスへ日本人の女の子が一人で渡っていく少女漫画的な物語」という提案を受け、2時間後には企画への参画を快諾した[6]。神尾の執筆速度は極めて速く、面会の翌週には主要登場人物である一条院りりやキット・チャーチの名称を含むプロット、あるいは脚本に近い資料が提出された[5]。櫻井によれば、その後は毎週のように打ち合わせが重ねられ、神尾は周囲の提案を肯定的に受け入れつつ、自身の意図に沿う内容を精査しながら制作を進めたとされている[5]

脚本・作品コンセプト

脚本は神尾自身が全20話分を執筆しており、それを監督チームがアニメーションの尺や描写に合わせて脚色する手法が採られた[6]。クレジット上は3rdディレクターの藤井咲が脚本として名を連ねているが、これは実質的に絵コンテに合わせたリライトおよび脚色を担当したものである[6]

制作時期がコロナ禍と重なっていたことから、社会情勢を鑑みて視聴者が明るい気持ちになれるよう、主人公の性格を快活に設定することにこだわったという[5]。神尾によれば、本作のテーマは「自分の好きなことを貫く女性像」であり、女性の社会進出が困難であった時代において主人公がどのように生きるかを描くことに主眼が置かれている[6]

作品の方向性について、神尾は自身の代表作である『花より男子』との共通点として、徹底したキャラクター造形や、活力のある女性像と魅力的な男性像の対比を挙げている[5]。一方で、従来の少女漫画が恋愛を主軸に置くのに対し、本作では夢を追う若者たちの成長と人生そのものを描き出すことに主眼が置かれており、ジャンルとしての進化を目指したと述べている[5]

舞台設定の選定にあたっては、櫻井は当初フランスを提案していたが、神尾がプライドと偏見のようなイギリス貴族と日本人の少女の恋愛を描きたいという強い希望を示したことから、イギリスが舞台に選ばれた[6]。櫻井は、共和制のフランスよりも貴族制度が残るイギリスの方が作品のコンセプトに適しているという神尾の指摘を受け、この判断を支持したと述べている[6]

また、タイトルの選定に関しては、神尾が提案した「プリズム」という単語に対し、物語の舞台であるロンドンに因んでNetflix側の担当者が「輪舞曲ロンド」を組み合わせる形で決定された[5]。なお、この名称には物語の展開を示唆する意図も含まれている[5]

制作体制

アニメーション制作はWIT STUDIOが担当し、中澤一登が監督を務めた[5]。本作は中澤のほか、2ndディレクターおよび3rdディレクター(藤井咲)を置く特殊な3人体制で制作が進められた[6]。WIT STUDIOのアニメーションプロデューサーである吉信慶太は、同社への入社以来、少女漫画を原作とした作品の制作を希望しており、本プロジェクトの浮上によりその構想が実現する形となった[2]

中澤は制作スタッフの意見を積極的に取り入れる方針を採っており、スタッフが神尾の脚本に対してキャラクターへの感情移入から異論を唱えた際、神尾がそれに応じてフレキシブルに脚本を修正することもあった[6]。神尾は、基本的に単独作業となる漫画執筆とは異なり、集団で作り上げていくアニメーション制作の過程に大きな刺激を受けたと述べている[6]

中澤は本作を制作するにあたって、文字情報の行間をいかに映像で補完するか、および神尾の描く繊細な絵の雰囲気をいかに再現するかという点に注力した[5]。作画工程においては、制作の途上で神尾が漫画執筆に使用する丸ペンやGペンの質感を再現する手法が確立された[5]。これを受け、中澤はクオリティの統一を図るため、既に撮影を終えていた第4話から第5話までの素材をすべて破棄し、再撮影を行う決断を下した[5]

美術背景についても、当初は絵画的な柔らかいタッチが予定されていたが、制作が進むにつれて重厚な背景美術が制作されるようになり、最終的には後半話数の背景がすべて一枚の絵画に匹敵する密度で仕上げられた[5]。なお、劇中でキャラクターが描く絵画の約8割は、中澤自身が作画を担当している[5]

キャスティング

キャスティングにおいては、神尾、中澤、櫻井らによるオーディションが実施された[7]。小早川新之助役の梶裕貴については、神尾が強く希望したことにより起用が実現した[5]。梶は中澤が監督を務めた『B:The Beginning』に出演した経験もあり、本作への参加に強い意欲を持って臨んだと述べている[5]。また、一条院りり役の種﨑敦美やキット・チャーチ役の内山昂輝をはじめ、主要キャストには実力派が揃えられた[6]

神尾は全20話のアフレコ収録すべてに立ち会っており、現場での演技に感銘を受けて涙を流すこともあったという[7]。収録現場において神尾が直接的な演出を行うことはなかったが、キャラクターの感情の解釈についてスタッフから判断を求められた際には、原作者の立場から助言を行っていた[7]。また、神尾は制作スタッフへ自作のデザインTシャツを贈るなど、制作チームの結束を高める役割も果たした[5]

主題歌

「star flower」
Chilli Beans.作詞・作曲・編曲による主題歌[1]

各話リスト

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話数サブタイトル絵コンテ演出作画監督総作画監督
#01黒パンと虹色の希望
  • 馬場一樹
  • 山田真也
  • 中澤一登
  • 高橋靖子
#02曇るこころはブルー中澤一登PENNY
  • 新宮祐介
  • 蒙晏妮
  • 〆斬守乱
  • 小松香苗
  • スタジオギガ
簑輪愛子
#03その花の名はリリ髙橋哲也
  • 新宮祐介
  • 香田知樹
  • 張丹妮
  • 楊銳
  • 王世林
  • 謝佳佳
高橋靖子
#04彼のエスキース中澤一登播田翔一
  • 山下恵
  • 蒙晏妮
  • 〆斬守乱
  • ヨし
  • 小松香苗
  • スタジオギガ
  • 高橋靖子
簑輪愛子
#05ハニーゴールドのそれぞれの夏髙橋哲也PENNY
  • 新宮祐介
  • 山下恵
  • 張丹妮
  • 香田知樹
  • 西田美弥子
  • 楊銳
  • 王世林
  • 謝佳佳
  • Triple A
  • 簑輪愛子
  • 高橋靖子
  • 鈴木政彦
#06この世界はアシンメトリー中澤一登
  • 中澤一登
  • 播田翔一
  • 友田政晴
  • 高橋靖子
  • 簑輪愛子
  • 中澤一登
-
#07紅いバラには棘がある笹原嘉文
  • 新宮祐介
  • 山下恵
  • 香田知樹
  • 松下郁子
  • 木﨑由香梨
  • 高橋靖子
  • 簑輪愛子
  • 中澤一登
  • 鈴木政彦
#08幼なじみの遠近法髙橋哲也千葉茂
  • 大舘康二
  • 羅萍
  • 李飛
  • 蒙晏妮
  • シモイロブ・パベロ
  • 高橋靖子
  • 葛運褘
  • 茅奕悅
簑輪愛子
#09才能と努力のグラデーション
  • 中澤一登
  • 藤井咲
橋本有加
  • 大舘康二
  • 蒙晏妮
  • 新宮祐介
  • 張丹妮
  • 高橋靖子
  • 中澤一登
  • 簑輪愛子
#10輪郭はトライアングル筑紫大介
  • 大舘康二
  • 木﨑由香梨
  • 野崎麗子
  • 高橋あやこ
  • 簑輪愛子
  • 中澤一登
  • 高橋靖子
#11セピア色のポートレイト髙橋哲也播田翔一
  • 大原大
  • 〆斬守乱
  • 張允馨
  • 張丹妮
  • 野崎麗子
  • 山下恵
  • 山田真也
  • 李嘉
  • 高橋靖子
簑輪愛子
#12二人の距離の黄金比
  • 藤井咲
  • 中澤一登
ありもとじろう
  • 村田睦明
  • 伊澤珠美
  • 簑輪愛子
  • 高橋靖子
中澤一登
#13喜びと哀しみのコラージュ笹原嘉文
  • Marc Galang
  • Hiltemberg José
  • 沼田くみ子
  • 中田麻菜美
  • 高橋靖子
  • 中澤一登
#14さよならの海-
  • 簑輪愛子
  • 中澤一登
-
#15嵐のクロスロード髙橋哲也
  • 林央剛
  • 李飛
  • 徳土大介
  • 羅萍
  • 四沢聖矢
  • 森田映一
  • 山下恵
  • 高橋靖子
  • 簑輪愛子
#16心のキュピズムは無彩色中澤一登橋本有加張紹偉
  • 高橋靖子
  • 中澤一登
#17波間に消えた告白
  • 中澤一登
  • 藤井咲
千葉茂
  • 李飛
  • 彭佩琦
  • 林央剛
  • 山田真也
  • 蒙晏妮
  • 〆斬守乱
  • 松下郁子
  • 中澤一登
  • 高橋靖子
  • 簑輪愛子
#18五年後のエンゲージリング髙橋哲也
  • 大原大
  • 大舘康二
  • 彭佩琦
  • 森田映一
  • 山田真也
  • 林央剛
  • 高橋靖子
  • 簑輪愛子
  • 山下恵
  • 中澤一登
#19運命が描くドローイング中澤一登播田翔一
  • 蒙晏妮
  • 岩崎隼平
  • シモイロブ・パベロ
  • 高橋あやこ
  • 李飛
  • 李嘉
  • 張允馨
#20プリズム・ロンド
  • 藤井咲
  • 髙橋哲也
  • 中澤一登
藤井咲中澤一登-
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脚注

参考文献

外部リンク

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