プリーズ・トゥ・シー・ザ・キング
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| 『プリーズ・トゥ・シー・ザ・キング』 | ||||
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| スティーライ・スパン の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| 録音 |
1970年末 ロンドン チェルシーのサウンド・テクニクス | |||
| ジャンル | ブリテッシュ・フォーク・ロック | |||
| 時間 | ||||
| レーベル |
B&C (UK) Big Tree (US) Mooncrest (1st UK reissue) Chrysalis (UK & US reissue) | |||
| プロデュース | サンディ・ロバートン | |||
| スティーライ・スパン アルバム 年表 | ||||
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| 専門評論家によるレビュー | |
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| レビュー・スコア | |
| 出典 | 評価 |
| オールミュージック | |
『プリーズ・トゥ・シー・ザ・キング』(Please To See The King)は、1971年にリリースされたスティーライ・スパンのセカンド・アルバム。
前作『ハーク! ザ・ヴィレッジ・ウェイト』からの大幅な人員変更により、ドラムスがいなくなったり、女性ボーカリストを男性ボーカリストに置き換えるなど、サウンド全体が大きく変化した。デビュー曲の「The Blacksmith」がシンコペーションを多用したアレンジで再録された。曲の再レコーディングは、その後のスティーライ・スパンの活動の中でマイナーなテーマとなり、後に再レコーディング曲のみを収録したアルバム『Present - The Very Best of Steeleye Span』をリリースしている。
アルバムのタイトルは、「カッティ・レン (Cutty Wren)」という儀式に由来している。檻の中のミソサザイはまるで王のように練り歩く。この儀式は12月26日、 聖ステファノの日に行われ、初期のクリスマスに関係している。アルバムに収録されている「The King」という曲はこの儀式を扱っており、クリスマス・キャロルとしてよく演奏されている。スティーライ・スパンはアルバム『Live at Last』で「Hunting the Wren」を、また『On Time』では「The Cutty Wren」という曲でこのテーマに戻ってきた。レンボーイズ(Wrenboys)の習慣は主にアイルランドに関連しているが、最近はイングランドでも復活している。
オリジナル・アルバムに登場する曲はすべてトラディショナル・ソングである。「The False Knight on the Road」はチャイルド・バラッド(フランシス・ジェームズ・チャイルドが収集した、305曲のイングランド、スコットランド、アイルランドのバラッド)(#3)の一つで、なぞなぞのゲームで悪魔と争う少年を題材にしている。ティム・ハートとマディ・プライヤーはこの曲をすでにアルバム『Summer Solstice』に収録していた。「The Lark in the Morning」は、彼らの人気曲の一つで、強い類似性はあるが、元気のいいプラウボーイ(動物に鋤を引かせる少年)についての別の曲と同じタイトルとなっている。このバージョンは、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズによって収集された。「Boys of Bedlam」は、「Tom o' Bedlam」の変種で、精神病院のメンバーの視点から語られている。カーシーとプライヤーは、バンジョーの後ろに向かって歌い、消音効果を生み出している。バンドは、トマス・ダーフェイによる『Wit and Mirth, or Pills to Purge Melancholy』に収められた曲の最も初期の印刷されたバージョンを使用している。
『メロディ・メイカー』誌はこのアルバムをフォーク・アルバム・オブ・ザ・イヤーに選出した。音楽ジャーナリストのコリン・アーウィンは自身の著書 『In Search of Albion』の中でこのアルバムをお気に入りのフォーク・ロック・アルバムの一つとして紹介している。このアルバムは元々B&Cレコードからリリースされ、イギリスのアルバムチャートで45位を記録したが、その年が終わる前に権利がムーンクレスト・レコードに取得され、同年にカバーアートを変えて再リリースされた。同時期にアメリカでもビッグ・ツリー・レコードからリリースされたが、レーベルが小規模だったため配給はアンペックスによって行われていた。アメリカでは売れ行きが悪く、リリース後すぐに削除された。残されたコピーはいくつかの「カットアウト」ディストリビュータによって買い占められ、その頃にはバンドはクリサリスと契約しており、カットアウトされたオリジナルは非常によく売れていた。在庫がなくなると、質の悪い偽造品のコピーが大量に出現し始めた。
音楽的には、このアルバムは彼らの最もエレクトリックで濃密なレコーディングであり、大音量のギターと強くループするベースラインを持ち、ドラムスは使われていない。2006年には、キャッスル・ミュージックがラジオやテレビ出演時の音源を多数追加した2枚組CDとして再発した。
「レイヴ・オン」はバディ・ホリーの曲のアカペラ・バージョンである。アシュリー・ハッチングスの厳粛さをあざけるためのいたずらだったが、最終的には気に入っていた。2006年、キャッスル・ミュージックはこのアルバムをオリジナルの10曲とボーナストラック25曲を収録した2枚組のCDで再発した。ボーナストラックは全てBBCラジオの生放送を録音した粗悪なテープ(3曲はテレビ番組から収録)からである。アレンジが異なるものもあるが、6曲はスタジオ・ヴァージョンでは入手できなかった曲となっている。「I Was a Young Man」はアルビオン・カントリー・バンドの『Battle of the Field』のヴァージョンとは大きく異なっている。「Gallant Poacher」という曲もまたそのアルバムにも収録されていた。スティーライ・スパンのボーナストラックのバージョンはこれに非常に似ている。「College Grove/Silver Spear」はピーター・ナイトのジグのペア。「Lay Down Your Weary Tune」はボブ・ディランの曲で、アカペラで歌われている。「Farther Along」は伝統的なゴスペル・ブルースの曲で、アカペラで歌われている。「Let's Dance」は、クリス・モンテスの有名なヒット曲。「Bring 'Em Down/A Hundred Years Ago」は2曲のシーシャンティである。「Hitler's Downfall」は実質的にはすでにスタジオ録音されてリリースされていた「Bryan O'Lynn」のインストゥルメンタル版である。