プルトニウムは通常6種類(α、β、γ、δ、δ′、ε)、高温下の限られた圧力範囲で生じるζ相を含めて7種類の同素体を持つ[1]。これらの同素体は、ほぼ同程度の内部エネルギー を持ちながら密度や結晶構造は大きく異なっている。このため、プルトニウムは温度や圧力、周辺の化学種に非常に敏感に反応して相転移を起こし、体積が劇的に変化する[2]。他の多くの元素とは異なり、プルトニウムは融解により密度が2.5%も増加し、さらに温度上昇に比例して密度が下がっていく[3]。同素体の密度は15.92g/cm3から19.86g/cm3まで変化する。