プレイアデス舞曲集
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第1巻である「I」は1986年に成立し、1987年3月に初演された。以降長期間にわたって断続的に書き継がれ、最新の「IX」は2001年に書かれた。既発表の全曲を田部京子が録音しており、I~Vの録音が行われて以降に書かれたVI~IXは全て田部に献呈されている。
プレアデス星団(プレイアデス7姉妹)にちなんで、「虹の7つの色、いろいろな旋法の7つの音、3拍子から9拍子までの7つのリズム、などを素材にした『現代ピアノのための新しい形をした前奏曲集』への試み」として書かれた[1]。それぞれの曲は比較的簡素で薄いテクスチュアで書かれており、各種の教会旋法の利用や、頻繁な拍子の変更、ヨハン・ゼバスティアン・バッハのインヴェンションを意識した[2]対位法的な書法が特徴的である。
なお、「V」と「VI」が書かれた中間にあたる1997年にこの連作への「補遺」として、「消えたプレイアードによせて」と副題のある小品「ピアノ・フォリオ」が書かれ、これも田部に献呈されている。