本作は、オルディア大陸で1年にわたり起きた戦争の歴史を基に、7つの国の物語がそれぞれの視点から展開される[6]。具体的にはA国がB国に攻める物語がある場合、B国側の視点で描かれた物語も存在する[6]。プロデューサーの伊藤隆博はこのような仕組みを採用した理由について、従来のスマートフォン向けアプリでは一本道のシナリオが多かったため、家庭用ゲーム機向け作品のように遠回りをして楽しめるシステムを入れたいと考えたと配信前に行われた「ファミ通App」とのインタビューの中で話している[6]。また、スマートフォン向け作品の市場では剣と魔法のファンタジーがヒットしているため、本作では1990年代初頭の「鉄と蒸気の時代」を描かれた[6]。
伊藤はキャラクターデザイナーに乙女ゲーム『Vitamin』シリーズで知られる前田浩孝を起用した理由について、近年のRPGに女性ファンが多いことに着目し、女性向けのデザイン感性のある者がふさわしいと考えたことを挙げており、調べる中で強烈な個性を放つキャラクターを見つけたことがきっかけで前田を起用したと話している[6]。インタビューに同席していた前田本人は具体的な案件も知らぬまま伊藤と会い、男女兼用のダークファンタジーを作りたいと言われて自分が向いていると思ったと話している[6]。また、アートディレクションの案件が増える中、どちらを主軸にすべきか考えていた矢先の依頼であり、伊藤とのやり取りを重ねる中で引き受けるべきだと判断したとも話している[6]。
前田が依頼を受けた時点では世界観やデザインの方向性が固まっていなかったものの、1900年代初頭という時代設定と、スチームパンクは避けたいという条件が提示されており、服装のデザインについては、1900年代初頭の人間ががんばれば作れることを意識したと前田は話している[6]。
キャラクターのデザインについて、前田はダークファンタジーという共通テーマをもとに、「一見明るく見えるが、暗い生い立ちを持つ」といった感じで「いい人」から「悪い人」へ伸びる横軸を設けて一人ずつ割り振っていった[6]。次いで、悪い人だったらトゲトゲしいシルエットにしようといったイメージをもとにデザインを行い、それから全員そろった時のシルエットのバランスなどを見ながら調整していった[6]。
前田のキャラクタービジュアルと物語の乖離が起きないようシナリオの調整が行われ、たとえば金髪のキャラクターが登場する場合はきらびやかな物語が用意された[6]。