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モデラー (模型)

模型製作を専門とする者 From Wikipedia, the free encyclopedia

モデラー(英:modeler)は、模型を製作する者を指す呼称。日本では、とくにプラモデル、鉄道模型、ジオラマなどを製作する愛好家に対して用いられる[1]。

模型専門誌に掲載する作例の製作や記事の執筆を職業として担当する者は、プロモデラー、模型ライターなどと呼ばれ[2][3]、その活動内容には、模型誌の作例や模型に関する記事執筆のほか、企業から注文された完成品の製作なども含まれる[4]。広告・博物館等での展示・放送などに用いる模型については、専門の模型製作会社が企業や官公庁などから受注して製作することがあり、これらを担当する者も広義のモデラーと呼ばれている。[5]

用語

英語では「モデラー modeler」のほか、モデルビルダー (model builder ) 、またはモデルメイカー (model maker ) とも呼ばれる。市販の模型キットを作る人も、フルスクラッチ(完全自作)で作品を作る人もすべて「モデラー」である。

モデラーが製作するものは、市販の組立模型を説明書どおりに完成させたものから、塗装、部品の追加、形状変更、複数の製品を組み合わせる「ミキシング」、プラスチック板やパテなどの素材から製作する「フルスクラッチ」、人物・建築物・車両・地形などを組み合わせたジオラマまで幅広い。模型専門誌では、完成模型とともに、組立、加工、塗装、使用した工具・材料などの製作工程を写真と文章で紹介した記事を「作例」と呼ぶ[1]。『月刊ホビージャパン』は、その誌面および公式ウェブ媒体を、プロモデラーによる作例、製作方法の解説、工具・材料の紹介などによって構成している。

プロモデラー

香港で行われたアマチュアモデラーによる模型展示会(2018年)。プラモデル愛好家の増加による市場の拡大が、高度な技術によって生計をたてる「プロモデラー」の登場を支えた。

「プロモデラー」は法令上の資格名ではなく、統一された認定制度も存在しない。模型誌の作例製作者、メーカーの完成見本製作者、依頼を受けて完成品を製作する者、独自作品を展覧会や販売によって発表する模型作家などが、それぞれの活動形態に応じて名乗っている。模型誌の作例製作では、模型製作の技術だけでなく、編集部から指定された題材と企画意図に従い、決められた締切までに模型と原稿を完成させる能力が職業上重要になるとされる[1]。

模型製作だけで生計を立てる専業者に限らず、模型誌編集者、デザイナー、模型店経営者、会社員、造形作家、模型メーカー経営者などの仕事と並行して活動する者もプロモデラーと呼ばれる。『月刊ホビージャパン』編集長を務めた木村学は、大学在学中から同誌のプロモデラーとして作例を提供し、出版社への入社後も編集・営業業務と模型作例の製作を並行していた[6][7]。

代行業者

模型製作を依頼者に代わって行う業者や個人工房が「プロモデラー」を名乗ることもある。依頼の対象は、市販のプラモデルやガレージキットの組立・塗装だけでなく、既製品の修理・再塗装などにも及ぶ。企業として各種模型キットの製作代行や既製品の改造・修理・リペイントを手掛ける例もある。[8][9]とりわけ塗装や完成見本の製作を専門とする者は「フィニッシャー」と呼ばれることがある。[10]

歴史

オランダの模型クラブ会員が鉄道模型を製作する様子(1953年)。

日本では、プラスチック製組立模型の普及以前から、木材を削って航空機などを再現するソリッドモデル、木製艦船模型、鉄道模型、模型飛行機などの製作が行われていた。当然これらが販売されるさいに完成見本が製作されていたが、誰がそれを行っていたかははっきりしない[11]。

モデラー、とくに「プロモデラー」という言葉が認知されるのはプラモデルの新製品、実物に関する資料、組立・塗装技法、完成作品などを扱う模型専門誌が成立した1960年代である。現在も主要な模型誌である『モデルアート』は1966年[12]、『月刊ホビージャパン』は1969年に創刊されている[13]。

これらの模型専門誌では、熟練した製作者が完成模型を提示し、その製作工程を解説する作例記事が主要な内容となった。このような模型と解説原稿を出版社へ納品する製作者が、後に「プロモデラー」「模型ライター」「作例ライター」と呼ばれる専門的職業に発展してゆく。

1970年代には、航空機、艦船、戦車、自動車などのスケールモデルを中心に、実物資料にもとづく考証、精密な追加工作、塗装、汚れや経年変化の表現などを特徴とする作例が発表された。金子辰也は1977年に模型専門誌へジオラマを発表してプロモデラーとしてデビューし、以後、模型専門誌、模型メーカー、広告、テレビ、企画展などで作品を発表している[14]。山田卓司は1970年代末から『月刊ホビージャパン』に作例と記事を提供しており、工業模型製作会社で原子力プラントなどの模型製作に従事した後、1987年にフリーのプロモデラーとして独立している[15]。

ガンプラブームとキャラクターモデル

1980年7月、バンダイはテレビアニメ『機動戦士ガンダム』に登場する兵器を模型化した「ガンプラ」を発売する[16]。ガンプラは爆発的な人気を博し、2020年までに、リアルシリーズとSDシリーズを合わせた累計出荷数が7億個に達している[17]。

ガンプラの発売開始以後、特に『月刊ホビージャパン』では、アニメや創作物に登場するキャラクターを模型化した「キャラクターモデル」の製作手法紹介が記事の中心となった。MAX渡辺は1980年代から同誌への読者投稿でキャリアをスタートさせ、のちに自身のプラモデル製作・販売会社を立ち上げる成功を収めた[18]。

このような「キャラクターモデル」人気はガンダム以外にも拡大してゆく。また横山宏が1982年に『月刊ホビージャパン』で開始した「S.F.3.D ORIGINAL」(後に「マシーネンクリーガー」と改称)では、模型、イラスト、物語を組み合わせた作品として展開された[19]。

1990年代以降

組み立て前のプラモデル部品(アニメ『ガンダム』に登場するロボット「MS-06FザクII」)。現在バンダイが発売するプラモデル商品の多くはこのようにすでに色分け済みで、組み立ても高度な技術を必要としなくなったが、模型専門誌では、さらに完成精度を上げるための加工・塗装テクニックを紹介するプロモデラーの作例記事を掲載している。

1990年代には、模型専門誌、模型コンテスト、ガレージキットイベント、テレビ番組などを通じて、模型製作者個人の名前と作品が広く紹介されるようになった。

山田卓司はテレビ東京『TVチャンピオン』の「全国プロモデラー王選手権」で複数回優勝し、ミリタリー、特撮、昭和の生活風景などを題材とするジオラマ作家として知られるようになった[20]。浜松ジオラマファクトリーは山田の作品を450点以上所蔵し、そのうち約100点を入れ替えながら展示している[21]。

金子辰也も『TVチャンピオン』の「プロモデラー選手権」で第3回および第4回の優勝者となった[22]。

模型コンテストは、新たな作例製作者を発掘する経路にもなった。『月刊ホビージャパン』が1998年に開始した「全日本オラザク選手権」では、入賞・応募作品を契機として多数の参加者が同誌の作例製作者となった。ホビージャパンは2024年、同選手権への参加を契機に誌面で活動するようになったモデラーとして、野田啓之、更井廣志、木村直貴、かいん、JUNIII、yubaba、仲井望、アクシズてんちょう、DAISAN、あに、坂井晃、哀川和彦、Ryunz、SSC、田中康貴、sannoji、らいだ〜Joe、DOOVAの18人を紹介している[23]。

2000年代以降は模型誌や書籍に加えて、模型専門ウェブ媒体、動画配信、SNS、オンラインコンテストなども作品発表と技法解説の場となった。模型誌で活動するプロモデラーが、読者投稿作品のオンライン講評、動画による製作実演、工具・塗料の紹介、模型用品の企画・監修などを行う例も現れている[24]。

著名なプロモデラー・模型作家の例

以下では、出版社・自治体などが公開した資料により職業的または継続的な模型製作活動を確認できるプロモデラーの例を挙げる。

スケールモデル・ジオラマ

荒木智(情景師アラーキー)
都市、商店、工場、路地などの日常風景を題材とするジオラマ作家。2015年に独立し、広告、イベント、博物館展示、模型関連商品の企画、執筆などを行っている[25]。
上原直之
戦車、軍用車両、ミリタリーフィギュア、戦場ジオラマなどを製作するプロモデラー。『月刊モデルグラフィックス』『アーマーモデリング』などで作例を発表するほか、戦車模型用塗料の開発や塗装実演にも携わっている。[26][27]
奥川泰弘
戦車模型やミリタリーフィギュアを用いた戦場ジオラマをはじめ、自動車と建築物を組み合わせた情景作品などを製作するプロモデラー、ジオラマ作家。模型誌への作例提供、作品集の刊行、模型製作技法の解説などを行っている。[28][29]
金子辰也
1977年に模型専門誌へジオラマ作品を発表してプロモデラーとしてデビューした。模型誌、模型メーカー、広告、テレビ、企画展などで作品を発表し、『TVチャンピオン』の「プロモデラー選手権」で2回優勝した[30]。
北澤志朗
自動車模型を専門とし、模型専門誌の作例、自動車と模型に関する記事、個人収集家および企業から依頼された完成品の製作を手がける[31]。
コジマ大隊長
『月刊ホビージャパン』および同誌の別冊で、『装甲騎兵ボトムズ』をはじめとするキャラクターモデルの作例やジオラマを製作し、模型記事の執筆も行うプロモデラー・ライター[32]。模型関連ツールの開発・販売を行う Raywood顧問として商品開発にも関わる[33]。
土居雅博
戦車および軍用車両を中心とする模型製作者。模型誌の作例、技法書、模型製作映像などで活動している[34]。
長江奎市朗
株式会社アイビプロテック(屋号・NAGAEアートプロダクション)代表取締役社長[35]
電撃ホビーマガジンスケールモデル作例を中心に活躍。
諸星昭弘
鉄道と都市風景を中心とする模型作家で、模型製作工房「O.MORO DESIGN」を主宰する。NHK教育テレビの鉄道模型番組で講師を務めた[36]。
山田卓司
昭和期の生活風景、ミリタリー、特撮作品、キャラクターモデルなどを題材とするジオラマを製作する。1987年にフリーのプロモデラーとして独立した[37]。
吉岡和哉
戦車・軍用車両とフィギュアを組み合わせたジオラマを中心に製作するプロモデラー。模型専門誌『アーマーモデリング』などで作品を発表し、AFV模型の製作技法を解説した著書も刊行している。[38][39]

キャラクターモデル

川口克己
ガンプラの作例を中心に活躍。アマチュアモデラーとして出発し、後にバンダイに入社してガンプラの開発に深く関わった。
木村直貴
ガンプラ、各種スケールモデル、城郭模型などを製作する。2000年の第3回全日本オラザク選手権への入賞を契機に模型誌で活動を開始した[40]。
清水圭
水性塗料を用いた筆塗り作例で知られる。暗色から明色へ塗り重ねて重厚感や汚れを表現する「清水式」と呼ばれる技法を用い、ガンダム、ボトムズなどのキャラクターモデルの製作に加え、スケールモデルの製作も行う。[41]
セイラマスオ
清水圭と同じく水性塗料中心の筆塗り塗装で、とくに独特の淡い配色によるガンプラ製作で知られる。セイラマスオ調色による塗料の開発や、模型用デカールおよびディテールアップ部品の原案などにも携わっている[42]。
NAOKI
ガンプラを中心に模型誌で作例を発表する一方、『ガンダムビルドシリーズ』などのメカニックデザイン、模型発のメカコンテンツ『ティタノマキア』のプロデュースも手がける[43]。
林哲平
ガンプラを中心に、キャラクターモデル、ミリタリーモデル、自動車模型などを製作する。模型誌とウェブ媒体で作例および技法解説を発表し、模型教室や製作相談会も行っている[44]。
MAX渡辺
1980年代から模型誌で活動するプロモデラーで、模型メーカーのマックスファクトリーおよびウェーブの代表取締役を兼任する。『月刊ホビージャパン』では作例製作と模型技法の解説を行っている[45]。
横山宏
イラストレーター、造形作家、モデラー。1982年に『月刊ホビージャパン』で「S.F.3.D ORIGINAL」を開始し、後に「マシーネンクリーガー」と改称された同作の模型とデザインを制作している[46]。

原型師・造型作家

竹谷隆之
クリーチャー造形の第一人者。雨宮慶太作品の造形美術や「S.I.C.」の原型などを手掛ける。
酒井ゆうじ
ゴジラシリーズなどの怪獣造形の第一人者。
谷明
海洋堂所属。「ファイブスター物語」のモーターヘッド造形やWTM の原型を手掛ける。
タナベシン
伊勢志摩出身の原型師、造形作家。大学で工業デザインを学んだ後に渡米し、ロサンゼルスのフィギュアメーカーで社内原型師として活動した。2007年に帰国し、フィギュア、ゲーム、映画などの造形を手がけている。[47]著書に『タナベシンのフィギュア造形ガイド』(2005年)。[48]
山口勝久
海洋堂所属。同社の主力商品「リボルテック」の原型・設計を多数担当。「山口式可動」で知られるアクションフィギュアの第一人者。

そのほか

瀬川たかし
キャラクターモデル、スケールモデルなどジャンルを限定せず情景模型を製作し、模型専門誌への作例提供、ジオラマ製作の連載、国内外でのワークショップ指導、企業から依頼された模型・造形物の製作などを手がけ[49]る。[50][51] 株式会社セガワモデリング代表。
オオゴシトモエ
初心者がプラモデル製作を学ぶ『月刊ホビージャパン』誌上企画でデビュー、以後は模型講座、ジオラマキット商品開発などで活躍する。

海外のプロモデラー

ジェラルド・ウィングローブ (Gerald Wingrove) [英語版]
イギリスの模型技術者。金属を中心とする素材から、自動車を1/15または1/20スケールで精密にフルスクラッチする作品で知られる。1967年以降、イギリス国立自動車博物館や個人収集家の依頼を受けて模型を製作し、生涯に約220点の自動車模型を残した。2000年、模型技術への貢献により大英帝国勲章メンバー章(MBE)を受章し、2005年にはジョー・マーティン財団の「Craftsman of the Year」に選ばれた。自動車模型および艦船模型の製作技法書も多数刊行。[52]
ビル・ホーラン (Bill Horan)
アメリカのミリタリーフィギュア作家、ペインター、造形作家。歴史上の人物や兵士を題材とした54ミリフィギュアの改造、フルスクラッチ、塗装、ヴィネット製作で国際的に知られる。世界各地のミニチュア展示会で出品、審査、講演などを行った。著書に『Bill Horan's Military Modelling Masterclass』および作品集『The Complete Bill Horan』など。[53][54]
マイケル・リナルディ (Michael Rinaldi)
アメリカのAFVモデラー、模型技法書編集者。塗装とウェザリングを中心とする技法書『TANKART』シリーズを刊行し、油絵具によって模型表面の色調、陰影、汚れ、退色などを段階的に表現する「オイル・ペイント・レンダリング」(Oil Paint Rendering、OPR)を体系化した。模型専門団体Armor Modeling & Preservation Societyは、リナルディを模型製作技法とその教授法で著名な人物として紹介し、OPRとヘアスプレー・チッピングが広く用いられるようになったことへの影響を指摘している。[55]
アダム・ワイルダー (Adam Wilder)
アメリカ出身のAFVモデラー、ペインター。1/35スケールの戦車・軍用車両模型を中心に、異なる色調、質感、汚れ、錆、土埃などを複数の工程で積み重ねる「レイヤリング」による塗装・ウェザリング技法で知られる。車両の組立、精密工作、塗装、ウェザリングを段階的に解説した技法書『Adam's Armour』シリーズや『Modeling Theoretical Soviet Subjects of the Great Patriotic War: Layering Techniques』で知られる。[56]
カルヴィン・タン (Calvin Tan)
シンガポールのミリタリーフィギュア作家、造形作家、ペインター。歴史上の軍装を題材とするフィギュアの造形と塗装を専門とし、2000年の国際模型展示会「Euro Militaire」で金賞を受賞した。模型専門誌への作例提供、模型原型の製作のほか、オスプレイ・パブリッシングから第二次世界大戦期の軍装フィギュアの製作・塗装技法書を複数刊行している。[57]
フランソワ・バーリンデン (François Verlinden)
ベルギー出身のミリタリーモデラー、ジオラマ作家。戦車・軍用車両、フィギュア、建築物などを組み合わせた情景作品と、ドライブラシを活用して陰影や経年変化を強調する塗装表現で知られる。1970年代末に「Verlinden Productions」を設立し、ミリタリーフィギュア、車両用改造部品、情景素材などを製品化した。シェパード・ペイン、ルイス・プルノー、ボブ・レターマンとともに、1970年代以降のミリタリージオラマの普及に影響を与えた作家の一人と評価されている。[58]日本では田宮模型から作品集『バーリンデン情景作品集』が刊行され、その作風は日本のモデラーにも受容された。タミヤ主催の模型コンテストでは、同作品集に触発された作品が2018年の「タミヤ情景大賞」を受賞し[59]、タミヤの日本語版模型誌でも、バーリンデン作品へのオマージュを掲げた作例が紹介されている。[60]
シェパード・ペイン (Sheperd Paine) [英語版]
アメリカのモデラー、ミリタリーフィギュア作家、軍事史研究者。市販模型を用いたジオラマのほか、箱の内部に情景を構成し、照明や遠近法によって物語を表現するボックスジオラマで知られる。模型メーカー・モノグラムの製品に付属するジオラマ製作解説や、『How to Build Dioramas』『Modeling Tanks and Military Vehicles』『Building and Painting Scale Figures』などの技法書を通じて、ジオラマ製作とフィギュア塗装の普及に大きな影響を与えた。[61]日本では、著書『How to Build Dioramas』の日本語版『シェパード・ペインのダイオラマの作り方』が刊行されている。[62]また、日本の模型専門誌『アーマーモデリング』でも、タミヤのカタログに掲載された作品を含む特集が組まれ、そのジオラマ表現が紹介されている。[63]
トニー・グリーンランド (Tony Greenland)
イギリスのAFVモデラー。第二次世界大戦期のドイツ軍戦車・軍用車両を主な題材とし、市販キットの精密工作、改造、迷彩塗装、汚し塗装などを組み合わせた作品で知られる。1995年に刊行した『Tony Greenland's Panzer Modelling Masterclass』では、工具・資料の選択から、車両の組立、改造、塗装、仕上げまでを作例を通して解説した。[64]日本では土居雅博の監修、岡崎淳子の翻訳により『パンツァーモデリング・マスタークラス』として1997年に大日本絵画から刊行され、イギリスの代表的な戦車モデラーの技法が日本語で紹介された。[65]
ミグ・ヒメネス (Miguel “Mig” Jiménez)
スペインのAFVモデラー、模型用品開発者。戦車・軍用車両模型の塗装とウェザリングを専門とし、フィルター、ウォッシュ、チッピング、退色、錆、泥、埃などを段階的に重ねる表現を、模型専門誌、技法書、映像および専用塗料・ウェザリング用品を通じて広く紹介している。「MIG Productions」などでの活動を経て、模型用品メーカー「AMMO by Mig Jimenez」を設立した。[66]日本では、大日本絵画から『AFVモデリングテクニック エンサイクロペディア』シリーズの日本語版が刊行されている。[67]日本の模型専門誌『アーマーモデリング』にも作例や連載を寄稿。[68]また、GSIクレオスと共同で、地域・環境ごとの軍用車両の汚れを再現するウェザリング塗料「八雲〈YAKUMO〉カラーセット」を監修している。[69]

脚注

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