土居雅博
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来歴
1961年生まれ。模型専門誌『アーマーモデリング』の初代編集長を務め、同誌のスーパーバイザーを経て、フリーのプロモデラーおよび模型誌編集者となった。[1][2]
プロモデラーとしては、戦車および軍用車両の模型、フィギュア、それらを組み合わせた情景作品を製作し、模型専門誌に作例や技法解説を発表してきた。2022年にホビージャパンは、土居を「ミリタリーモデル一筋40年以上」のプロミリタリーモデラーと紹介している。[3]
2006年刊行の『金子辰也ダイオラマ・スタイルブック』では、金子辰也の作品を解説するとともに、金子との対談に参加。同書では、土居を「トップ・ダイオラマビルダー」と紹介している。[4]
2011年にはフジテレビの模型番組『プラモつくろう CUSTOM』に出演。番組では、土井が模型コンテストで審査委員長を務めるなど、作品製作以外にも模型界で活動していることが紹介された。[1]
2014年には、戦車模型の組み立て、塗装、ウェザリングおよびジオラマ製作の基礎を扱う『ミリタリーミニチュア ベーシックマニュアル』を監修し、自らもジオラマ作品を製作した。[5]同年には、タミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズが日本の模型文化に与えた影響を扱った『MMグラフティ1970's』を監修した。[6]
2016年発売の『土居雅博の戦車モデル・マスターDVD』では、タミヤ製「1/35 ドイツIV号戦車H型」を題材に、模型の組み立てから迷彩塗装、ピンウォッシュ、チッピング、土埃や錆の表現までの工程を実演した。[7]
2018年には、笹川俊雄著『新 プラモデルで見る世界の戦車史』を監修した。同書は、第一次世界大戦における戦車の登場から現代までの戦車発達史を、模型作品とともに解説したものである。[8]
『アーマーモデリング』では、模型製作を題材とする随筆的な連載「帰ってきた! 土居雅博の沼袋戦車工廠」や、タミヤの1970年代の1/35ミリタリーミニチュアシリーズを再製作する「Discover the Good Old TAMIYA!」を担当した。[9]後者は2026年に『MMセブンティーズ――'70年代タミヤ 1/35 MMシリーズの世界』として単行本化された。[2]
作風
車両単体の精密工作だけでなく、フィギュアや地形を加え、特定の時代、場所および出来事を示す情景として構成する作品を製作している。フジテレビの番組『プラモつくろう CUSTOM』(2011)で製作したドイツIV号戦車の作品では、北フランスの藪から反撃に出た戦車が被弾し、乗員が脱出する一瞬を情景化した。[1]
製作技法の解説では、組み立て、基本塗装、迷彩塗装、デカール、ウェザリングという一連の工程を体系的に示している。とりわけ、ピンウォッシュ、チッピング、泥、埃、錆、砲身の焼けなど、実車が使用された環境や経年変化を模型上に表す方法を扱う。[7]大日本絵画は、土居の作風を、タミヤ製キットの特徴を生かした「情緒あふれる情景作品」と評している。[2]
著作
編著・著書
- 『ダイオラマ・ワールド1――アーマーモデリング「傑作10展集」』大日本絵画、1999年、ISBN 978-4-499-22707-0。[10]
- 『ダイオラマ・ワールド2――アーマーモデリング「WW2ドイツ戦車傑作12展集」』大日本絵画、2000年、ISBN 978-4-499-22722-3。[11]
- 『ダイオラマ・ワールド3――アーマーモデリング「傑作11展集」』大日本絵画、2000年、ISBN 978-4-499-22734-6。[12]
- 『MMセブンティーズ――'70年代タミヤ 1/35 MMシリーズの世界』大日本絵画、2026年、ISBN 978-4-499-23447-4。[2]
監修
- 『ミリタリーミニチュア ベーシックマニュアル――戦車&ジオラマ』イカロス出版、2014年、ISBN 978-4-86320-864-3。[5]
- 『MMグラフティ1970's――「プラモデル」を「文化」に変えたタミヤ1/35ミリタリーミニチュアシリーズ』イカロス出版、2014年、ISBN 978-4-86320-944-2。[6]
- 笹川俊雄著、竹中求編集『新 プラモデルで見る世界の戦車史』大日本絵画、2018年、ISBN 978-4-499-23230-2。[8]
解説・対談
- 金子辰也著『金子辰也ダイオラマ・スタイルブック』大日本絵画、2006年、ISBN 978-4-499-22907-4。作品解説および金子辰也との対談を担当。[4]