ベルエポック (映画)
From Wikipedia, the free encyclopedia
『ベルエポック』(フランス語: Belle Époque, 「よき時代」の意)は、1992年(平成4年)製作・公開のスペイン・フランス・ポルトガル合作のコメディ映画である。 1993年に アカデミー賞外国語映画賞を受賞した。
| ベルエポック | |
|---|---|
| Belle Époque | |
| 監督 | フェルナンド・トルエバ |
| 脚本 | ラファエル・アスコナ |
| 製作総指揮 | アンドレス・ビセンテ・ゴメス |
| 出演者 |
ホルヘ・サンス ペネロペ・クルス |
| 音楽 | アントワーヌ・デュアメル |
| 撮影 | ホセ・ルイス・アルカイネ |
| 編集 | カルメン・フリアス |
| 配給 |
|
| 公開 |
|
| 上映時間 | 109分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | スペイン語 |
ストーリー
1931年2月、ハカの蜂起とクアトロ・ビエントスの蜂起が失敗に終わってから数週間後、スペインは王政から第二共和政の宣言を目前に控えていた。共和派寄りの元神学生で若い脱走兵のフェルナンドは、クアトロ・ビエントス基地での任務から逃亡中だった。2人の治安警備隊員から逃げ出した後、彼はとある村にたどり着き、画家の老人マノロと親しくなった。マノロは田舎に屋敷に一人で住んでおり、フェルナンドはしばらくそこに滞在した。
フェルナンドが村を出ようとマノロに駅で見送られていた時に、マノロの4人の娘が列車で駅に到着し、フェルナンドは彼女たちそれぞれに魅了されて居残ることにする。謝肉祭の仮面舞踏会で娘たちに女装させられたフェルディナンドは、男装した次女の踊りに付き合わされた後にビオレタに犯されてしまう。フェルナンドは父のマノロに打ち明け、結婚すると告げると、マノロはビオレタを男同然に育てたため、男に興味を示さなかったため喜ぶのだが。ビオレタは実は隠れレズビアンで、取るに足らないことだったとフェルナンドに告げる。 フェルナンドは三女のロシーオが下着姿でベッドで泣き伏せていたので訳を聞くと、村で最も裕福な家族でスペイン王家継承戦争ではカルリスタ派の少し間抜けなフアニートと結婚して、安定した暮らしを手にしようとしていたのだが、婚約者のフアニートはマザコンだったことが分かり、その母とも上手くいってないという。フェルナンドはロシーオを抱きしめるうちに肉感的な肢体に理性が負けて、そのまま関係を持ってしまう。 その二人の情事を目にした長女のクララは、つい最近、事故で夫を亡くした未亡人で、身を熱くする。クララはフェルナンドを夫が水死した場所に連れて行き、体を許してしまう。 娘たちはそれぞれ美しく、女性のセクシュアリティの異なる側面を体現するが、末っ子のルースだけは純真さを象徴している。度々失意に暮れる娘たちの父親マノロは、フェルナンドに辛抱強く待つように励ます。フェルナンドが姉妹たちを追い求めるにつれ、ルースは次第に怒りと嫉妬心を募らせていく。 そんなある日、マノロの妻でオペラ歌手のアマリアが帰ってきて久々に情事を楽しむ。アマリアはルースがフェルナンドに恋していることに気付く。アマリアと姉たちは二人を結婚するように仕向けて、結婚の後に、母と姉たち3人は再び村を去っていく。 結婚したフェルナンドとルースもマノロの元を離れ、美しき時代(ベル・エポック)は過ぎ去っていくのであった。
スタッフ
- 監督 : フェルナンド・トルエバ
- 製作総指揮 : アンドレス・ビセンテ・ゴメス
- 脚本 : ラファエル・アスコナ
- 音楽 : アントワーヌ・デュアメル
- 撮影 : ホセ・ルイス・アルカイネ
- 編集 : カルメン・フリアス
キャスト
- フェルナンド : ホルヘ・サンス
- マノロ(父) : フェルナンド・フェルナン・ゴメス
- ルース(四女) : ペネロペ・クルス
- ロシーオ(三女) : マリベル・ベルドゥ
- ビオレタ(次女) : アリアドナ・ヒル
- クララ(長女) : ミリアム・ディアス=アロカ
- アマリア(母、オペラ歌手) : マリ・カルメン・ラミレス
- フアニート : ガビーノ・ディエゴ
- ルイス(神父) : アグスティン・ゴンザレス
- ドニャ・アスン : :チュス・ランプレアベ
公開
受賞
- 1993年 第7回ゴヤ賞作品賞、監督賞、脚本賞など9部門
- 1993年 アカデミー賞外国語映画賞