ペリット
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鳥の種によって食習慣が異なるため、ペリットの内容はさまざまであるが、多くの場合、昆虫の外骨格、繊維質など植物の消化できない部分、骨、羽毛、羽、嘴、爪(動物の鉤爪)、歯などである。欧米の鷹狩 (falconry) においてはキャスト (Casting) と呼ばれる。
ペリットとして吐き出されるのは、鳥類の前胃や腺胃 (glandular stomach) で消化できなかったものである。またペリットを吐き出すことには、食道などの消化管を清掃する役割もある。ペリットは砂嚢(筋胃とも)において、採餌から6 - 10時間程度で作られる。
ペリットは鳥類の食習慣、とくに時期によるその変化を知るために重要な資料となる。また、対象となる鳥を捕獲・解剖することなく研究できるのも大きな利点である。ペリットの見つかる場所は種によって大きく異なるが、一般的には営巣地点の近くで多く見られる。ワシタカ類やフクロウはマツなどの球果植物の多い場所、メンフクロウなら農場の納屋や崖などである。フクロウは種類によっては地面の巣穴や草むらで見られる[4]。
ワシタカ類やフクロウのペリットは灰色または茶色で、形状は球状から楕円、くさび形などである。大型の種では3 - 5cmほどの大きさになるものもあるが、スズメくらいの小鳥では1 - 2cm程度である。他にもカイツブリ、サギ、ウ、カモメ、アジサシ、カワセミ、カラス、カケス、カワガラス、モズ、ツバメ、シギなどのペリットが見られる。





