ホオベニシロアシイグチ

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ホオベニシロアシイグチ
茨城県つくば市・2016年9月
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : ハラタケ亜門 Agaricomycotina
: ハラタケ綱 Agaricomycetes
亜綱 : ハラタケ亜綱 Agaricomycetidae
: イグチ目 Boletales
: イグチ科 Boletaceae
: ホオベニシロアシイグチ属 Pseudoaustroboletus
: ホオベニシロアシイグチ
P. valens
学名
Pseudoaustroboletus valens (Corner) Yan C.Li & Zhu L.Yang (2014)[1]
シノニム
  • Boletus albellus Mass. (1909)[1]
  • Boletus valens Corner (1972)[1]
  • Tylopilus valens (Corner) Hongo & Nagas. (1976)[1]
和名
ホオベニシロアシイグチ(頬紅白足猪口)
英名
Bitter bolete, Bitter tylopilus

ホオベニシロアシイグチ(頬紅白足猪口[2]学名:Pseudoaustroboletus valens[1])はイグチ目イグチ科ホオベニシロアシイグチ属のキノコである[3][4]食用キノコ[3][4]。和名は、傘が反り返って見える管孔の部分を、に見立てたところから名付けられた[2]

ホオベニシロアシイグチはその外形・形態から、かつてはTylopilusニガイグチ属)に分類されていたが、Yan-Chun Liらによる分子系統解析の結果、ニガイグチ属とは別の独自の系統を形成していることが判明し、2014年に新属のPseudoaustroboletus(ホオベニシロアシイグチ属)とすることが提唱された[5]。なお、ホオベニシロアシイグチ属には本種のみが含まれるとされる。

分布

日本国内では主に関東以西で見られる種類とされるが、福島県宮城県でも確認されている[4]。国外では中国東南アジアマレー半島ボルネオ島)に分布する[4][5]シイカシなどのブナ科の樹林に夏から秋にかけて見られる外生菌根菌であるが、発生はやや稀[3][4][2]

特徴

は直径6 - 20センチメートル (cm) 、初めはまんじゅう形で後に平らに開く[4]。傘表面は灰褐色で、幼菌時はやや線毛状、生長するにつれてほぼ無毛になり湿時は多少粘性を帯びる[3][4]管孔は初めは白色で後に淡紅色から灰橙色となる[3][4]。孔口は多角形で管孔と同色、傷つくと褐色に変色する[4]。管孔との関係は上生または離生[3]。柄は長さ7 - 15 cmで、白色[3]、基部がやや膨らむ[2]。柄表面にはやや目の粗い隆起した網目模様があり、基部付近は老成により黄色のシミを生じる[3][2]

幼菌の傘
成菌~老菌の柄
基部付近に黄色いシミが生じる
成菌~老菌の管孔口
傷が付いた場所は褐色に変色する

食用

食用キノコであるが、酸味がある[4]。調理する場合は、マリネ酢の物など酸味を生かした味付けをするのが良いとされる[4]

類似するキノコ

ニガイグチモドキTylopilus neofelleus)は、特にアカマツやコナラの林に発生する。管孔は紫色であるのが特徴[6]。強い苦みがあり、食用不適とされる[6]アケボノアワタケHarrya chromipes)は、針葉樹や広葉樹の林床に生える食用になるキノコ。管孔はピンク色をおび、柄が黄色になるのが特徴である[6]ウラグロニガイグチSutorius eximius)は、ブナ科の樹木下に生えるキノコで、孔口が黒いのが特徴[6]。食用もされるが、人によっては食中毒を引き起こす[6]

脚注

参考文献

関連項目

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