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ホスファチジルイノシトール

グリセロリン脂質に分類されるリン脂質の一つ From Wikipedia, the free encyclopedia

ホスファチジルイノシトール(Phosphatidylinositol、略称: PtdIns、またはPI)は、グリセロリン脂質に分類されるリン脂質の一つ。PIは両親媒性分子である。真核生物の細胞膜の細胞質側に存在する。歴史的には、FaureとMorolec-Coulonにより小麦胚芽と心筋から初めて単離された[2] [3]。ホスファチジルイノシトールを基本骨格にもつすべての脂質をイノシチド (inositides) またはホスホイノシチド (phosphoinositides) と呼ぶ。

概要 物質名, 識別情報 ...
ホスファチジルイノシトール
ホスファチジルイノシトールの分子構造[1]
物質名
識別情報
ChEBI
DrugBank
性質
C47H83O13P
モル質量 887,104 g/mol, 中性脂肪酸組成 - 18:0, 20:4
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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組成

ホスファチジルイノシトールはグリセロールと脂肪酸からなるリン脂質の一つであり、アルコール部分がイノシトールになっている。加水分解されると、1分子のグリセロール、2分子の脂肪酸、1分子のイノシトールと、1から3分子のリン酸が生成する。全てのリン脂質の中で最も酸性度の高いものと考えられている。

リン酸化

イノシトール環の3,4,5位の水酸基が7つの異なった組み合わせでリン酸化されることができ、多くの種類のキナーゼの基質になりうるため、PtdInsはシグナル伝達に関わっている。

2位と6位の水酸基は、立体障害のためにリン酸化されないと考えられている。

リン酸化された7種の全ての異性体が動物から見つかっているが、植物からはホスファチジルイノシトール 3,4,5-三リン酸だけ見つかっていない[4]。

生理作用

ホスファチジルイノシトールの摂取は血中のHDLコレステロール値を上昇させる作用がある。[5]

出典

関連項目

外部リンク

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