ホロスポラ属
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| 分類 | ||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||
| Holospora (ex Hafkine 1890)[1] Gromov and Ossipov 1981[2] | ||||||||||||||||||
| タイプ種 | ||||||||||||||||||
| ホロスポラ・アンデュラータ Holospora undulata (ex Hafkine 1890)[1] Gromov and Ossipov 1981[2] | ||||||||||||||||||
| 下位分類(種)(2024年8月現在)[3] | ||||||||||||||||||
ホロスポラ属(ーぞく、Holospora)はPseudomonadota門アルファプロテオバクテリア綱ホロスポラ目ホロスポラ科の属の一つである。ホロスポラ科の基準属であり、メンバーは全てグラム陰性偏性細胞内寄生性桿菌である。基準種はホロスポラ・アンデュラータ(Holospora undulata)。属名は、ギリシャ語で「全ての」「完全な」を意味する形容詞"holos"と、「種」を意味する名詞"sporus"に由来して中期ギリシャ語で「胞子」を意味する名詞"spora"を組み合わせた造語であり、「完全な胞子」を意味する[2]。
細胞はグラム陰性且つ非運動性であり、柔軟性が無い。偏性細胞内寄生細菌であり、培地で培養する試みは成功していない。
栄養段階(vegetative stage)と感染段階(infectious stage)という2つの相互転換可能な段階を含んだ生活環を持つ有繊毛の偏性細胞内共生生物である[2]。栄養型は短くて直線状の紡錘形の桿菌であり、細胞長は1~3μmである。細胞端部は球形であることが多い。細胞の直径は0.5~1.0μmの範囲内である。幅方向の細胞分裂によって増殖し、これは感染型では起こらない。感染型細胞(胞子)は栄養型細胞よりも数倍長く、分裂せずに成長した栄養細胞によって胞子が生成される。感染型細胞は、同質領域と細胞質膜領域の2つの領域で構成される。in vitroでの純粋培養増殖は不可能である。
ゾウリムシの核膜を認識し、ゾウリムシが増殖する時期に合わせて増殖する。また、食胞を認識して避けることでゾウリウムに消化されないようにしている。ただし、ゾウリムシの栄養状態が悪化すると宿主のゾウリムシを殺害して別のゾウリムシの細胞核に感染する。ホロスポラに感染されたゾウリムシは熱や塩濃度に対して耐性を持つようになることが知られている。
種
Holospora undulata(ホロスポラ・アンデュラータ)
"undulata"は、ラテン語で「波状の」を意味する形容詞である。
ゾウリムシ(Paramecium caudatum)に細胞内寄生し、その小核で発生する[2]。栄養型細胞は紡錘形であり、長さは最大3μmである。感染型細胞は長さ約16μmの湾曲した、先端が細くなった繊維状である。
Holospora obtusa(ホロスポラ・オブツサ)
"obtusa"は、ラテン語で「鈍角の」を意味する形容詞"obtusus"に由来する。
ゾウリムシ(Paramecium caudatum)に細胞内寄生し、その大核で発生する[2]。桿状の栄養型は先端が丸く、長さは約3μmである。感染型細胞は細長く直線状であり、長さは約18μmである。