ボスカイオーラ
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概要
イタリア語で「bosco」は「森」を意味する。 「boscaiolo」 は「木こり」で、「boscaiola」 はその女性形である。 「alla boscaiola」 は一般に「木こり風」と訳され、イタリアではキノコなど森の食材を用いた料理を指す。
日本においてはツナの缶詰を使ったレシピが一般的[1]とされることが多く、ツナの切り身を切り株に見立てたから木こり風という説[2]が語られることがある。しかし、イタリアではボスカイオーラにツナを使うことは少なく[3][4][5]、この説を裏付けるイタリア側資料は確認できない。
日本では近年、「boscaiola は boscaiolo(木こり、複数形boscaioli)とは別の『森の』という意味の単語であり、『木こり風』は誤訳である」と説明されることもある[3][4][5]。一方、イタリア語辞書では boscaiola は boscaiolo の女性形であると扱われており[6][7]、alla boscaiola と同様に「alla + 名詞の女性形」を用いた料理名として使われる alla cacciatora および alla pescatora について、イタリア百科事典Treccaniではそれぞれ「猟師風」(alla maniera dei cacciatori)[8]、「漁師風」(alla maniera tipica dei pescatori)[9]のことであると明確に定義している。さらに、イタリアのパスタメーカー De Cecco は alla boscaiola の名称は boscaioli(木こり) に由来すると説明している[10]。 また、日本語以外の言語でも、英語では woodsman's や lumberjack-style、フランス語では à la bûcheronne など、「木こり」に由来する表現で紹介される例がある。[11][12]。
イタリアではキノコはポルチーニやアンズタケが好まれる[13]が、日本ではエリンギやシイタケ、シメジなどもよく使われる。
ソースには様々なバリエーションがあり、トマトソースやクリームソースで供される。この他、豚肉(パンチェッタ、プロシュット・コット、砕いたイタリアンソーセージ)や、エンドウマメ、ブラック・オリーブ、パキーノ・トマトなどの様々な食材を使った地方ごとのレシピがある[13]。
起源
トスカーナ州とエミリア=ロマーニャ州に挟まれた山間部が発祥という説があるが、明確ではない[13]。キッチンでキノコを使うことは非常に古くから行われており、イタリア全土に普及している[14]。アメリカ大陸からトマトが持ち込まれる前から、家庭菜園で手に入る材料を使いボリュームのある白いソースが作られていたと見られている[15]。
