ボルゾーバー男爵
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チャールズ・ベンティンク卿(1780-1826)は王室出納長官を務めた政治家で、エリザベス2世の高祖父にあたる人物である[1][2]。彼はポートランド公爵家出身で、第3代ポートランド公爵ウィリアム・キャヴェンディッシュ=ベンティンクの三男にあたる[3]。
その次男アーサー(1819-1877)は生涯で2度結婚をしており、彼の後妻オーガスタに対して授けられた爵位が本爵位である[3]。
すなわち、オーガスタ・ブラウン(1834-1893)は1880年4月23日に連合王国貴族としてダービー州ボルゾーバー城のボルゾーバー女男爵(Baroness Bolsover, of Bolsover Castle in the County of Derby)に叙されている[註釈 1][3][5][6]。叙爵時には既に夫アーサー・ベンティンク卿は亡くなっていたが、この爵位には特殊な特別継承権が付されており、『オーガスタ亡きあとの相続権者は亡夫の男子とする』と規定されていた[註釈 2][5][6]。そのため1893年に彼女が没すると、特別継承権に基づいてオーガスタの継子にあたるウィリアムが爵位を相続している[3]。
2代男爵ウィリアム(1857-1943)は襲爵前に第5代ポートランド公爵ジョン・ベンティンクの死去に伴ってポートランド公爵位(及びポートランド伯爵)を相続していたため、ボルゾーバー男爵位はこれ以降、公爵位の従属爵位となった[3]。
しかしながら、彼の跡を継いだ3代男爵ウィリアム(1893-1977)には男子がなかったため、同人の死をもってボルゾーバー男爵位は廃絶した[3]。他方、ポートランド公爵位と伯爵位は親族に継承されて存続したものの、公爵位は1990年に廃絶している[3]。残る一族最古のポートランド伯爵位のみは現在もベンティンク家によって脈々と受け継がれており、その名跡を保っている[7]。

