ボーフォール (チーズ)
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| ボーフォール Beaufort | |
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| 分類 | セミハード |
| 原料 | 牛乳[1][2] |
| 原産国 | フランス |
| 原産地 | サヴォワ地方 |
| 生産場所 | 酪農協同組合、酪農工場、農家、シャレ(山小屋[3])など |
| 形状 | 車輪型。側面は窪みを見せる。 |
| 大きさ | 直径35-75cm、高さ11-16cm |
| 重量 | 20,000-70,000g(平均40,000g[4]) |
| 乾燥成分 | 62/100g |
| 脂肪分 | 48%以上 |
| 表皮 | 濃い黄色や茶色 |
| 熟成 | 4ヶ月以上、5ヶ月以上[5] |
| 呼称統制 | AOC (1968[5]) |
ボーフォール(フランス語: Beaufort)は、フランスサヴォワ地方のサヴォワ県の大部分とオート=サヴォワ県の一部で生産される、牛乳を原料としたチーズ[5]。ハードタイプに分類される[2]。ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン (1755 - 1826) がチーズの「プリンス」と賛辞を述べたのは、このチーズをさしているとされる[6]。名称のボーフォールは産地のコミューンのひとつ、ボーフォール (サヴォワ県)に由来する[5][7][8]。同じ地方で生産されるアボンダンスとの類似が指摘されるが、大きさはボーフォールの方が大きい[9]。
正確な年代は不明ながら起源は中世にさかのぼり、ヴァシュラン(この地方やスイスなどで牛乳から生産されるウォッシュチーズの総称[10])を作っていた人々が17世紀にグリュイエールチーズの製法を導入し、グロヴィール (grovire) と呼ばれる、現代のボーフォールに似たチーズの生産を始めた[5]。ボーフォールの文献への初出は1865年とされ、製法はこのころから現代までおおむね変わっていないとされる[5]。1968年にはAOC認定を受けた[5]。
ボーフォールには呼称による分類があり、普通のボーフォールのほかに「エテ (été)」および「アルパージュ (alpage)」がある。この2つは夏の間に放牧牛の牛乳から作られるボーフォールをさし、中でもアルパージュはシャレ(山小屋[3])で作成されるものに限定される[7][11]。ボーフォールはAOC認定の際、生産地を海抜800メートル以上と限定されているが[5]、アルパージュを名乗るためのシャレは標高1500メートル以上に立地することが必要とされる[7][11]。この「ボーフォール・ダルパージュ (beaufort d'alpage) 」は「最高級[11]」「絶品[4]」「個性的で希少で高価[7]」などと評される。
味は甘味が感じられ[4]、「青草、花、フルーツ、ナッツ」と表現される複雑な風味を持つ[7]。ワインやクルミ入りのパンと合わせたり、フォンデュに使ってもよい[4]。