ポットヌードル
From Wikipedia, the free encyclopedia
ポットヌードル (Pot Noodle) は、イギリスで販売されているカップ麺のブランドである。2000年以降はユニリーバが製造・販売している。
|
説明書きに従って作られたチキン・マッシュルーム味のポットヌードル | |
| 種類 | カップ麺 |
|---|---|
| 所持会社 | ユニリーバ |
| 使用開始国 |
|
| 使用開始 | 1977年 |
| 旧使用会社 | ゴールデン・ワンダー |

プラスチック製の容器(ポット)に乾燥麺と乾燥させた具材、粉末スープが入っており、お湯を注いで2分から4分待つと食べることができるようになる。
イギリスにおいてはカップ麺の代名詞となっており、カップ麺を発明した安藤百福の死去の際には「ミスター・ポットヌードル」と報じられた[1]。ポットヌードルはイギリスの若者文化(ラッド・カルチャー)と結びついており、その広告やパッケージが議論の的となることもある。
歴史
1971年、日本の日清食品が世界初のカップ麺であるカップヌードルの発売を開始した。その6年後の1977年、イギリスのゴールデン・ワンダーが、カップ麺のブランドである「ポットヌードル」を立ち上げた[1]。
1995年、ベストフーズがゴールデン・ワンダーのポットヌードルの事業を2億8千万ドルで買収した[2]。なお、ゴールデン・ワンダーは2009年に、ポットヌードルの競合商品となるザ・ネーションズ・ヌードル(2016年にヌードル・ポットに改称)を発売した[3]。
ベストフーズは2000年6月にユニリーバに買収された[4]。ユニリーバは2006年1月にゴールデン・ワンダー社由来のほとんどの事業をテイト―に売却したが、ポットヌードルのブランドと製造工場は手元に残した。
フレーバー
主なフレーバーには以下のものがある[5]。
- Beef & Tomato(ビーフ&トマト)
- Bombay Bad Boy(ボンベイ・バッドボーイ)
- Chicken Korma(チキンコルマ)
- Chinese Chow Mein(炒麺)
- Chicken & Mushroom(チキン&マッシュルーム)
- Original Curry(オリジナル・カレー)
- Sticky Rib(スティッキーリブ)
- Sweet & Sour(スウィート&サワー)
- Pulled Pork(プルドポーク)
- Piri-Piri Chicken(ピリピリ・チキン)
ポットヌードルは、全ての商品(「ビーフ&トマト」など肉を意味する言葉が入っているものも含めて)がベジタリアン対応となっている[6]。
生産
広告
ポットヌードルの広告キャンペーンは、たびたび物議を醸してきた。2002年8月、ポットヌードルを「全てのスナックの中のゴミ」(the slag of all snacks) と称し[注釈 1]、性風俗店を思わせるような店が登場するテレビCMが放映されたが、独立テレビ委員会への苦情が相次ぎ、放映が中止された[8][9]。これに関連して、"hurt me, you slag"(私を傷つけろ。あなたは中傷する)というキャッチフレーズのポスターが展開されたが、これも広告基準局(ASA) に「暴力を容認している」という苦情が寄せられ、撤回された[10]。
2005年5月、ズボンのポケットに大きな角笛を入れた男性が登場する、"Have you got the Pot Noodle horn?"というキャッチフレーズのCMが打たれたが、ASAに620件の苦情が寄せられた[11]。この広告は事前に夜9時以降に限定して放送が承認されており、ASAは苦情を却下した。ASAは、このCMが「少し下品」(a little crude) であることは認めたが、害のあるものではなく、夜9時以降の放送なら問題ないとした[12]。
1993年、ポットヌードルのテレビコマーシャルを見た3名が、光過敏性発作を起こして病院へ運ばれた[13][14]。これを受けて、独立テレビ委員会とBBCは防止のためのガイドラインを策定した。