マエダモールド
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〒479-0041
愛知県常滑市字千代48-1
北緯34度53分28.8秒 東経136度51分19.6秒 / 北緯34.891333度 東経136.855444度座標: 北緯34度53分28.8秒 東経136度51分19.6秒 / 北緯34.891333度 東経136.855444度
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本社兼第二工房 | |
| 本社所在地 |
〒479-0041 愛知県常滑市字千代48-1 北緯34度53分28.8秒 東経136度51分19.6秒 / 北緯34.891333度 東経136.855444度座標: 北緯34度53分28.8秒 東経136度51分19.6秒 / 北緯34.891333度 東経136.855444度 |
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| 本店所在地 |
〒479-0821 愛知県常滑市瀬木町3丁目60番地 [1][2][3] 北緯34度53分11.7秒 東経136度50分50.8秒 / 北緯34.886583度 東経136.847444度 |
| 設立 | 1985年 (創業:1954年)[2] |
| 業種 | ガラス・土石製品 |
| 法人番号 | 2180001093305 |
| 事業内容 | 型製作、人工ボディ製作(エピテーゼ)[2] |
| 代表者 | 前田 茂臣(代表取締役)[2] |
| 資本金 | 1000万円[4] |
| 従業員数 | 12名 |
| 外部リンク |
www |
| 特記事項:中小企業庁「はばたく中小企業・小規模事業者300社」選出企業[5] | |
株式会社マエダモールドは、愛知県常滑市に本拠を置く、石膏型・エピテーゼなどを製作する企業[2][6][7]。常滑焼の生産技術である石膏型の製造技術を応用することで、高品質な人工乳房を低コストで生産する[8][5][9]。2018年には、中小企業庁「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選出される[5]。
1954年、陶器などを量産するために使われる石膏型を専門的に作る会社として、日本六古窯のひとつ、常滑焼の産地・常滑市で創業。徐々に建材用のタイルや衛生陶器の型なども手掛けるようになり、工業セラミックスなどのセラミック製品用途の石膏型の製作を行うほか、欠損した文化財の修復にも携わる。高圧での鋳込時に型の隙間からの原料漏出防止技術として、石膏型の硬化時膨張を考慮した製作技術を持つほか、1/10以下のレベルでの後仕上げなども可能。特殊な素材で配管し、従来よりも通気性を向上させたエアー型などの特殊技術も持つ。1985年に法人化。大手企業との取引も増える[6][10][11]。
2000年代には液晶テレビなどの電化製品の部品にも領域を拡大。近年は半導体製造装置の部品の型も大手メーカーへ供給する。こうしたモールド事業が、売上げの8割を占める。残る2割が後述の人工ボディ事業である[12]。
人工ボディ事業
2011年、人工ボディ事業部を設立。病気や怪我で体の一部を失った人のためのエピテーゼを製作する事業を開始。第1号は、乳がんのために乳房を失った女性のための人工乳房であった。曲面の多い常滑焼に用いる石膏型技術に、3Dスキャナーや工作機械などの先端技術を融合させることで、職人の手作業による伝統的な手法に、新たな加工方法を取り入れ、正確な形状の再現性と肌面の滑らかさを実現した人工乳房の開発に成功。さらに既製品化を図ることで、低廉なコストを実現。競合他社との差別化を図った[13][2][14][15][5]。

エピテーゼはシリコンや樹脂でできているが、その成型には石膏型が使用される。同社はエピテーゼの中でも人工乳房を中心にセミオ-ダーとオーダーメイドの2種類を製作する。セミオーダーでは既存の型を使用し、左右2種類、バストのサイズ4種類、肌の色8種類、乳輪の色3種類、乳輪の大きさ3種類を組み合わせ製作する。これでほとんどの人に適合するため、9割以上の顧客がセミオーダーを選ぶ。オーダーメイドは既存の型では適合しない場合や、指など乳房以外の部位が多い[12]。
同社が人工ボディ事業を始めたきっかけは2009年頃の大手電機メーカーからの受注減少に伴うものであった。学生時代に看護学校に通っていた現代表者前田茂臣の妻一美の提案であった。一美は実習を通して多くのがん患者に接した経験に加え、偶然にテレビで人工乳房の成型に石膏型が必要であることを知り、さらに精巧な型があれば、より多くの患者が救えると思った。前田も社会的意義を感じ挑戦が始まる。ところが同社はエピテーゼに関するノウハウを全く持たなかった。偶然に、エピテーゼ販売業者が一般向けに製作教室を開いているのを知り、一美が参加。材質の特徴や製作工程を学んだ。そこで習得した知識と技術で約1年かけ100個以上の試作を重ね、販売の準備が整った。ところが、受注はならなかった。先方がコスト重視のため型の外注を避けたためだった。そこで前田は自社で最終製品まで作り販売することに決めた。当時のオーダーメイド品は100万円が相場であった。安価な既製品は低品質であった。同社は、モールド事業で使用していた3Dスキャナーやマシニングセンタを流用することで生産効率を高め、オーダーメイドで60万円に価格を抑制することに成功した[12]。
販売に関しては、同社はそれまでB to Bが主体であったため、販売方法を模索したが、ある地元紙の記事がきっかけで知られるようになったㇼ、手軽な価格でエピテーゼを提供したいという同じ考えを持つ医師にとの出会いにより販路を見出した。同社では製作の際に患者とのコミュニケーションとカウンセリングを重視しており、これが病院側からの信頼につながった。その後、医師からの提案でセミオーダー品の提供を始め、20万円の価格を可能にした。さらにその後は他の病院での相談会の開催により販売数を増加させ、またアフタケアにも注力する。日本政策金融公庫『調査月報』は、こうした試みは、大企業では難しく、同社のような中小企業ならではの強みであり、人工ボディ事業の成功は顧客満足の追求の結果成り立っていると評価している[12]。
現経営者
ドキュメンタリー番組
マエダモールドのエピテーゼは名古屋テレビ放送でドキュメンタリーが制作され、番組は2019年のABU(アジア太平洋放送連合)賞審査員特別賞など数々の国際的な賞を受賞した[17][18]。その後、番組に出演した森亜美が『Re:start 〜全身の60%に火傷を負った私〜』を出版。マエダモールドの前田一美との出会いから、火傷で耳が溶けてしまい、マスクが付けられないことの相談、3Dスキャンで型を取り、人工耳を作成し、マスクが装着できるようになるまでのこと、番組に出演したのは、火傷の恐ろしさを伝えたかったこと、身体の一部を失った時の選択肢としてエピテーゼがあるということ、病気やけがで苦しんでいる人たちに勇気と希望を与えたい思いがあったことなどを語っている[19]。
沿革
事業内容
型製作
石膏型の製作
- セラミック製品用途の石膏型の製作が中心。鋳込時の型の隙間からの石膏型の硬化時膨張を考慮した原料漏出防止技術を確立。1/10以下のレベルでの後仕上げなども可能とする。特殊な素材で配管し、従来よりも通気性を向上させたエアー型などの特殊技術も持つ。欠損した文化財の修復にも携わる[6][10][11]。製作したマスターモデルからのウレタンやシリコーン型で試作型や量産型の製作や、金型を起こすためのマスターモデルとして使用することも可能とする。その他、ケミカルウッド、POM、ABSなどのエンジニアリングプラスチックを3次元データにより高精度な切削加工を行うことで、正確さが要求される形状でも対応可能とする[23]。
人工ボディ製作(エピテーゼ)
その他
以上[24]
その他出典[2]
メディア出演
テレビ
- 2011年5月27日『イッポウ』(CBCテレビ)
- 2013年7月24日『スーパーニュース』(東海テレビ)
- 2015年12月17日『あさイチ』(NHK)
- 2017年8月31日『ゆうがたサテライト』(テレビ愛知)
- 2017年10月27日『ほっとイブニング』(NHK)
- 2017年11月1日『乳がん患者に“笑顔”を 〜常滑市の人工乳房〜』
- 2017年11月2日『NHKニュースおはよう日本』(NHK)
- 2017年11月4日『日本のチカラ』(BS朝日)
- 2018年9月・10月『ひと もの こころ〜「型」で拓く未来〜』(テレビ朝日)
- 2019年3月『常滑エピテーゼ 〜カタチとこころ〜』
- ※ABU(アジア太平洋放送連合)賞では『審査員特別賞』。「第25回PROGRESS賞」では『奨励賞』を受賞。
- 2022年5月6日『チャント!』(CBCテレビ)
出典[25]
参考サイト
所属団体
常滑商工会議所[28]