マズルカ作品59 (ショパン) From Wikipedia, the free encyclopedia ポータル クラシック音楽 フレデリック・ショパンのマズルカ作品59(マズルカさくひんごじゅうきゅう)は、1845年に作曲された3つのマズルカ作品。ジョルジュ・サンドのノアンの館で作曲された[1]。献呈先はなし。 マズルカ第36番、イ短調[1]。 クヤヴィアクのリズムで書かれ、哀愁漂う曲となっている[1]。冒頭に現れるE-H-C-A-H-Gis-Eの主題は順次進行を避け、下行と上行の跳躍が混ざった音型になっている[1]。この主題が転調していき、中間部はでは同主調のイ長調に転調し、半音階を巧みに使った右手声部が現れる[1]。これを利用して、再現部は遠隔調の嬰ト短調で主題が現れる。 作品59-2 マズルカ第37番、変イ長調[1]。 マズルのリズムで書かれ、かわいらしく洗練されたワルツ[1]。右手では、単旋律と6度音程の重音部分が交替に現れる[1]。再現部での左手での旋律線は巧妙な変奏である。コーダではショパンに特徴的な半音階的下降が美しい。自筆譜では1枚の五線紙にすべて書き込まれている。 作品59-3 マズルカ第38番、嬰ヘ短調[1]。ヒラーに贈呈した自筆譜ではト短調で書かれているが、出版する際の自筆浄書譜では嬰ヘ短調に移調させている[2]。 Vivaceの指示からも分かるように、急速な踊りであるオベレクのリズムが用いられ、短調でも晴れ晴れしている[1]。中間部では嬰ヘ長調に転調し、左手に対旋律的な動きが現れる[1]。 脚注 [脚注の使い方] 出典 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 湯浅 2020, pp. 49. ↑ 下田 2020, pp. 53. 参考文献 湯浅玲子「ショパンのポロネーズ、マズルカとは。」『ショパン』第37巻第8号、株式会社ハンナ、2020年8月、46-49頁。 下田幸二「ショパンコンクールの「版」の秘密 ポロネーズ・マズルカ編」『ショパン』第37巻第8号、株式会社ハンナ、2020年8月、52-53頁。 関連項目 ショパン国際ピアノコンクール 外部リンク マズルカ 作品59の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト この項目は、クラシック音楽に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル クラシック音楽/ウィキプロジェクト クラシック音楽)。表示編集 表話編歴フレデリック・ショパンのマズルカ 第1番 - 21番 4つのマズルカ 作品6(第1番 嬰ヘ短調·第2番 嬰ハ短調·第3番 ホ長調·第4番 変ホ短調) · 5つのマズルカ 作品7(第5番 変ロ長調·第6番 イ短調·第7番 ヘ短調·第8番 変イ長調·第9番 ハ長調) · 4つのマズルカ 作品17(第10番 変ロ長調·第11番 ホ短調·第12番 変イ長調·第13番 イ短調) · 4つのマズルカ 作品24(第14番 ト短調·第15番 ハ長調·第16番 変イ長調·第17番 変ロ短調) · 4つのマズルカ 作品30(第18番 ハ短調·第19番 ロ短調·第20番 変ニ長調·第21番 嬰ハ短調) 第22番 - 41番 4つのマズルカ 作品33(第22番 嬰ト短調·第23番 ニ長調·第24番 ハ長調·第25番 ロ短調) · 4つのマズルカ 作品41(第26番 嬰ハ短調·第27番 ホ短調·第28番 ロ長調·第29番 変イ長調) · 3つのマズルカ 作品50(第30番 ト長調·第31番 変イ長調·第32番 嬰ハ短調) · 3つのマズルカ 作品56(第33番 ロ長調·第34番 ハ長調·第35番 ロ短調) · 3つのマズルカ 作品59(第36番 イ短調·第37番 変イ長調·第38番 嬰ヘ短調) · 3つのマズルカ 作品63(第39番 ロ長調·第40番·第41番 嬰ハ短調) 遺作 4つのマズルカ 作品67(第42番 ト長調·第43番 ト短調·第44番 ハ長調·第45番 イ短調) · 4つのマズルカ 作品68(第46番 ハ長調·第47番 イ短調·第48番 ヘ長調·第49番 ヘ短調) · 第50番 イ短調「ノートル・タン」 作品番号なし · 第51番 イ短調 作品番号なし · 変ロ長調 作品番号なし · ト長調 作品番号なし · ニ長調 作品番号なし · ニ長調 作品番号なし · 変ロ長調 作品番号なし · ハ長調 作品番号なし · 変イ長調 作品番号なし · 変ロ長調 作品番号なし ショパンのマズルカ 典拠管理データベース 全般 VIAF 国立図書館 イスラエル アメリカ その他 MusicBrainz作品 Related Articles