マッシモ・ヴィネッリ
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マッシモ・ヴィネッリ(Massimo Vignelli, 1931年1月10日 - 2014年5月27日[1])はパッケージ・デザイン、家具、公共サインやショールームのインテリアデザインなどを幅広く手がけるデザイナーである。仕事は妻レッラ・ヴィネッリと設立した事務所ヴィネッリ・アソシエイツを通じて行っている。「何かひとつをデザインできるなら、全部できるはず」とは彼の弁であるが、それを地で行く活動を続けているといえる。
ヴィネッリのデザインはモダニストの伝統に忠実で、一貫して単純な幾何学形態によってシンプルさを表現している。
ヴィネッリはミラノにて1931年に生まれた。十代のころにデザインの虜になり、当時の大建築家たちと積極的に親交を結んだ。彼はしばしばその時代を振り返って「ミーハーな建築ファンだった」と語っている。建築を学ぶためにミラノ工科大学に進み、その後ヴェネツィア建築大学で学んだ。
1957年から1960年にかけて、ヴィネッリは奨学金を得てアメリカ合衆国に渡っている。1966年には新たに創設した会社であるユニマーク・インターナショナルの支店をニューヨークに事務所を開設した。同社はその後すぐに扱う案件や人員の数において世界で有数の規模を誇るデザイン事務所となる。世界でよく知られるコーポレートアイデンティティを数多く手がけ、この中にはアメリカン航空のものもある。アメリカン航空はワシの意匠を取り入れるように再三求めたが、ヴィネッリは突っぱね続けたという。またこの時期、ニューヨークの地下鉄のサインを制作している。
1971年、妻レッラとともにヴィネッリ・アソシエイツを創設。
最近の話題としては、ヴィネッリはゲーリー・ハストウィットによる同名のタイプフェイスを扱ったドキュメンタリー映画『ヘルヴェチカ』(Helvetica)の制作に参加した。
作品
ヴィネッリの仕事はインテリア、建築、パッケージ、グラフィック、家具、プロダクトなど多岐にわたる。クライアントにはIBM、アメリカン航空などの大企業が名を連ねている。
タイポグラフィについて卓越した知見をもっており、これがデザインのレベルを著しく押し上げているといわれる。1966年のステンディグ社のカレンダー(Stendig Calendar)はその形態と機能の完璧な融合によってデザイン界の至宝と謳われた。
近年になって作品の大部分をロチェスター工科大学に寄贈した。
2007年の"Stock Exchange of Visions"プロジェクトに参加している。